ゆきまつ孝太郎活動報告〔無所属〕
名張市議会議員【2期目】 教育民生委員長
2012-05-04 [ Fri ]
テーマ:若者
昨年5月、読売新聞によると30代の8割が「仕事に不安」をかかえていると発表していた。
『
1.30歳代の男女1000人に行った調査で、82%の人が「自分の将来に不安」「仕事にストレスを感じている」と答えたようだ。ストレスの原因では、「収入が増えない」と答えた人が1位の64%と群を抜き、2位は会社や業界の将来性の安定性に不安がある」、3位「人間関係がうまくいかない」などが共に30%程度だったという。
30歳代は「バブル崩壊によって、終身雇用・年功序列が崩れ、成果主義の導入、派遣・契約社員の増加」で労働環境が変化し、「受難の世代」とされているらしい。調査は「超売り手市場」に入社した主に30代後半を「バブル期組」、バブル崩壊後に就職した主に30代前半の人を「氷河期組」と2つに分け行われている。
それによると、自分のことを「受難の世代」だと思っている人は30歳代全体で゙68%、「氷河期組」だけに限ると80%に上ると同時に、「バブル期組」の50%の人も「そう思う」と回答しているという。また、「氷河期組」の63%もの人が、「バブル期組は大量採用なので、他の世代より優秀な人の割合が少ない」と思っているらしい。ところが氷河期組の53%が、自分たちの世代は「採用枠が少ない中を勝ち残ってきた優秀な人が多い」と思っているのに対し、「バブル期組」の人で「そう思う」と回答した人は40%にとどまったという。
他にも、52%の人が結婚は必ずしも必要でない」と回答していたり、「子育てを親に頼っている」という人が58%に上っているなど、多数の調査結果が掲載されている。
確かに世の中の仕組みが変わって受難の時である。しかし、厳しい環境に若い時に身を置いてこそ力が高められることもある。どんな時代であろうが、本人の考え方次第なのかも知れない。』
2.今日の朝刊読売新聞の1面トップで、「若者の8割が収入不安」と発表している。
対象者は、全国の15~29歳の男女3000人について、昨年12月~今年1月に行われたものである。
働くことへの不安や仕事に目的を尋ねるなどに関する質問で、「15~29歳の8割以上が、仕事で十分な収入が得られるかどうかや、老後に年金を受け取れるかどうかに不安を感じていることが3日、政府の2012年版「子ども・若者白書」の原案で明らかになった。」
「成長はもういらない、でも、自分の終身雇用・年功序列は維持したい」という中高年のみなさんには、ゼロサム状況の中で既得権益を守るために、新規参入者である若者を排除しないように心がけてほしいものです。ゼロ成長こそが、俺の既得権を守るためにお前は参入してくるなというジャングル状態をつくらないような社会にしなければなりません。
15~29歳の8割以上が収入や老後の生活に不安を感じており、仕事の目的はあくまで収入を得るため、自分の生活のためであり、夢や希望、生きがい、能力の発揮などと答えた人は少数だったということです。仕事への期待や自己実現の回答の割合が低かったことなどは、若い世代が将来を見通せずにいる実情が読み取れます。
長引く不景気と少子高齢化、先行きの金融不安、政府の無策など確かに不安要素はとても大きいのですが、なんともさびしい結果といえます。
日本の国力はこれまで「夢」で保たれてきたと思います。資源もなく地理的条件も必ずしもよくなかった日本が、国際舞台に伍して活躍するようになったのは国民の夢の力だったと思います。それが根本から崩れてしまうのでは本当に危ういものです。
家庭や学校では、知識・智恵を教えること(伝えること)だけでなく、もう一つ大切なのは「夢」を見させることだと思います。そういった意味では、まず、親がどれだけ夢を持ち続けているのか、それに向かって努力しているのかを子どもに語りかけることが問われます。少なくとも「夢見る若者を育てたいという夢」だけは継続して持ち続けていきたいものです。
昨年5月、読売新聞によると30代の8割が「仕事に不安」をかかえていると発表していた。
『
1.30歳代の男女1000人に行った調査で、82%の人が「自分の将来に不安」「仕事にストレスを感じている」と答えたようだ。ストレスの原因では、「収入が増えない」と答えた人が1位の64%と群を抜き、2位は会社や業界の将来性の安定性に不安がある」、3位「人間関係がうまくいかない」などが共に30%程度だったという。
30歳代は「バブル崩壊によって、終身雇用・年功序列が崩れ、成果主義の導入、派遣・契約社員の増加」で労働環境が変化し、「受難の世代」とされているらしい。調査は「超売り手市場」に入社した主に30代後半を「バブル期組」、バブル崩壊後に就職した主に30代前半の人を「氷河期組」と2つに分け行われている。
それによると、自分のことを「受難の世代」だと思っている人は30歳代全体で゙68%、「氷河期組」だけに限ると80%に上ると同時に、「バブル期組」の50%の人も「そう思う」と回答しているという。また、「氷河期組」の63%もの人が、「バブル期組は大量採用なので、他の世代より優秀な人の割合が少ない」と思っているらしい。ところが氷河期組の53%が、自分たちの世代は「採用枠が少ない中を勝ち残ってきた優秀な人が多い」と思っているのに対し、「バブル期組」の人で「そう思う」と回答した人は40%にとどまったという。
他にも、52%の人が結婚は必ずしも必要でない」と回答していたり、「子育てを親に頼っている」という人が58%に上っているなど、多数の調査結果が掲載されている。
確かに世の中の仕組みが変わって受難の時である。しかし、厳しい環境に若い時に身を置いてこそ力が高められることもある。どんな時代であろうが、本人の考え方次第なのかも知れない。』
2.今日の朝刊読売新聞の1面トップで、「若者の8割が収入不安」と発表している。
対象者は、全国の15~29歳の男女3000人について、昨年12月~今年1月に行われたものである。
働くことへの不安や仕事に目的を尋ねるなどに関する質問で、「15~29歳の8割以上が、仕事で十分な収入が得られるかどうかや、老後に年金を受け取れるかどうかに不安を感じていることが3日、政府の2012年版「子ども・若者白書」の原案で明らかになった。」
「成長はもういらない、でも、自分の終身雇用・年功序列は維持したい」という中高年のみなさんには、ゼロサム状況の中で既得権益を守るために、新規参入者である若者を排除しないように心がけてほしいものです。ゼロ成長こそが、俺の既得権を守るためにお前は参入してくるなというジャングル状態をつくらないような社会にしなければなりません。
15~29歳の8割以上が収入や老後の生活に不安を感じており、仕事の目的はあくまで収入を得るため、自分の生活のためであり、夢や希望、生きがい、能力の発揮などと答えた人は少数だったということです。仕事への期待や自己実現の回答の割合が低かったことなどは、若い世代が将来を見通せずにいる実情が読み取れます。
長引く不景気と少子高齢化、先行きの金融不安、政府の無策など確かに不安要素はとても大きいのですが、なんともさびしい結果といえます。
日本の国力はこれまで「夢」で保たれてきたと思います。資源もなく地理的条件も必ずしもよくなかった日本が、国際舞台に伍して活躍するようになったのは国民の夢の力だったと思います。それが根本から崩れてしまうのでは本当に危ういものです。
家庭や学校では、知識・智恵を教えること(伝えること)だけでなく、もう一つ大切なのは「夢」を見させることだと思います。そういった意味では、まず、親がどれだけ夢を持ち続けているのか、それに向かって努力しているのかを子どもに語りかけることが問われます。少なくとも「夢見る若者を育てたいという夢」だけは継続して持ち続けていきたいものです。
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