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 ゆきまつ孝太郎活動報告〔無所属〕

名張市議会議員【2期目】 教育民生委員長

2012-02-09 [ Thu ]
テーマ:環境政策

 日本は、そして世界は文明の大きな転換点にたっています。地球温暖化、生物多様性をはじめとした地球規模の環境問題、リーマンショックに端的に表れた世界的な経済システムの行き詰まり、国内外における格差の拡大など、持続可能な社会のトリプルボトムラインである環境、経済、社会の三要素とも大きな危機に直面しています。

 さらに、福島第一原子力発電所の重大な事故は、エネルギー問題だけでなく私たちの文明の「豊かさ」に対する根源的な疑問を、日本のみならず全世界的に投げかけました。このような危機を脱し持続可能で豊かな社会を築くためには、小手先の改革ではなく、パラダイムシフトをともなう根源的な社会転換が必要です。このような社会の変革は地域からのムーブメントが必須であり、全国の自治体にはそのための率先的な役割が期待されています。そこで、地域からの再生可能エネルギー拡大政策立案、実施あたって、自治体環境政策の担当者対象の研修がありますので、明日行ってきます。

 この研修の企画をしているのは、環境首都NGOですが、先進的なイメージとしているのは、ドイツの「持続可能な自治体」コンテスト(Zukunftsfähige Kommune)です。このコンテストは、2001年から2004年にかけて計3回行われました。

 このコンテストが行われたきっかけは1992年にブラジルで行われた「環境と開発に関する国連会議」(地球サミット)までさかのぼります。地球サミットで採択された21世紀の行動プログラム「アジェンダ21」には、持続可能な21世紀を形成していくために、地方自治体と地域社会がアジェンダ21に記載された目標とプログラムを地域レベルで実行していくための枠組み「ローカルアジェンダ21」を策定し、そしてそのプロセスを地域住民との議論を通じて行うことを奨励する、と記されています。ドイツの地方自治体でもローカルアジェンダ21の策定が1996年以降急速に広がり、その個々の成果を形にすることを目的にこのコンテストのコンセプトが練られました。

 参加自治体は共通の指標を使って他の自治体と比較することで、自分たちの政策の成果具合を認識することができ、また(連続参加をすれば)自分たちの発展の軌跡を辿ることもできました。もうひとつこのコンテストで重要だった点は、1992年以来様々な分野で言われ続けている「持続可能性」という語意を参加自治体とそのこの住民の方々にできるだけ具体的にわかりやすく可視化するということにありました。「持続可能な」という形容詞がインフラ状態にある、とまで言われていたドイツでは、残念ながらこの言葉の意味を根本的に理解することなく、組織のイメージアップのためだけに使われている場面を目にすることも何度かありました。そこでプロジェクトパートナー達が何度も議論を重ねて作り上げた指標を見ることで、「持続可能とは実社会でこういうことを意味する」という方向性、包括的なイメージを持ってもらうことす。

 このプロジェクトを運営していたのはドイツ環境援助(DUH)とそのプロジェクトパートナーのアジェンダ・トランスファー(Agenda-Transfer)、エコログ・インスティテュート(ECOLOG-Institut)、そしてGP研究グループ(GP-Forschungsgruppe) です。財政面ではドイツ連邦環境財団 (Deutsche Bundesstiftung Umwelt) からの援助を受けました。

 他の自治体との比較をさらに意義あるものにするために、コンテスト参加自治体は人口の数で3−4つに区分され 、毎年結果はこの人口カテゴリー別に出されました。
 
たとえば2003年から2004年にかけて行われた3回目のコンテストでは、(1)人口5000人まで、(2)5001人から15000人まで、(3)15001人から100000人まで、(4)それ以上、の4つに区分されました。2001年から2002年にかけての初回では(1)10000人まで、(2)10001人から80000人まで、(3)80000人以上の3つでした。
 さてこのコンテストで持続可能な政策を計る「ものさし」と呼ばれる指標はかなり具体的な項目です。持続可能な発展を計るための指標は、世界レベル、国家レベル、自治体レベルによっても重要となってくるポイント、計測できる値は当然変わってきます。次にこのコンテストのために考察された、自治体を対象とした指標について紹介します。

<指標>
 ドイツ環境支援がプロジェクトパートナーと共に作成した、地方自治体の持続可能性の度合いを測る指標は大きく以下の四つに区分されています。
1健やかな生活のためのまちづくり
2社会的公正
3環境保護と効率的な資源の使用
4経済効果
 この4つの分類の下にはそれぞれ8~12項目の具体的な指標が設定されていて、参加自治体はそれら合計41項目に回答します。どうしても情報が得られない場合には、空欄で提出してもいいとのことでした。またこの41項目とは別に、ローカルアジェンダ21の質や進行具合を確認する5つ目の区分も設定されています。以下省略。

 後日、研修報告します。

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プロフィール

ゆきまつ

Author:ゆきまつ
幸松(ゆきまつ) 
   孝太郎(こうたろう) 
65歳
住所:名張市百合が丘西2ー86
職業:名張市議会議員(無所属)
家族:妻、二男一女の5人家族
座右の銘:
”Mastery for Service
(奉仕のための練達)”
「”社会の中で輝いた生き方”をするために!」

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