ゆきまつ孝太郎活動報告〔無所属〕

名張市議会議員【2期目】 教育民生委員長

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2012-01-31 [ Tue ]
テーマ:男女共同参画

日曜日に、名張市男女共同参画推進フォーラム2011子どもの自立は親の自立「支え合おう子育てと自分育て」が開催されました。主催は、名張市人権・男女共同参画推進室ですが、この講師の話がよかったと聞くものですから、少し調査しましたが、本は「ささえあおう 子育てと自分育て」を拝見しました。また、よく講演会に行っていますのでその中から、講演の中身と違うかもわかりませんがいいお話を一部引用して紹介いたします。 

★同時開催 名張男女共同参画推進ネットワーク会議登録団体などのパネルを会場に展示します。

日時 平成24年1月29日日曜日 午後1時30分から3時 ※受付午後1時から
場所 武道交流館いきいき(蔵持町里)
講師 広岡 守穂さん(中央大学法学部教授)
講師プロフィール…同級生と学生結婚し、5人の子どもが生まれる。その経験から妻の「自分育て」を夫が支えることの大切さを痛感。子どもたちの成長を描いた「男だって子育て」(岩波新書)で平成3年ベストメン賞を受賞。

1.前置き
 男女共同参画の観点からいいますと,子育ては非常に重要な時期です。例えば保健所でよく両親学級をします。出産を控えたカップルに子育てについて赤ちゃんについて勉強してもらうという講座です。結構人気だと思います。今ほとんど100%近くお父さんも一緒に受講すると思います。昔は母親学級でお母さんだけでしたが,今はカップルで来るというのが多いと思います。こういう機会に是非是非男女共同参画の方から,大抵5回なり10回なり連続講座だと思いますので,せめて1回,もしくは半分1時間,お父さんが子育てにかかわるとはどういうことか,子育て中のお母さんがどんな状態におかれているかというのをせめて1時間やったらどうですか。非常に効果があるのではないかと思うのですが。

2.子育て
 子育てを支えていくっていうのは,今,非常に重要な局面にきているのではないかなと思います。実は子育てで追い込まれていく人たちっていうのは子育てに専念している若いお母さんが圧倒的に多い。
二十歳少し過ぎくらいの若いときに子どもを産んで子育てに専念しているって方が一番追い込まれやすい,行き詰まりやすいと言われています。こういう話をすると年配の男性はよく,女性がわがままになって,社会に出ようとかそんなことを思うから子どもを虐待したりするんだと,働いているお母さんが子どもを虐待するかのように考えるのですが,実情は全く逆です。働きながら子育てをしているお母さんたちには児童虐待ほとんどないといいます。そういうところの理解もちゃんとしていかなくてはいけないと思います。
子育てサークルから活動に踏み出して,例えば「つどいのひろば」を受託しているってグループも最近増えてきています。これも地域活性化です。

 岐阜県には「くすくす」というグループがあります。大垣市駅前がやはり御多分にもれず,商店街の活性化に苦戦しているのですが,一つの店舗を市役所が借上げまして,「つどいのひろば」にしています。そこの管理,運営を受託しているのが「くすくす」というグループです。このグループはおもしろいグループです。メンバーの安田さんという中心人物に話を聞きますと,彼女はこうだったそうです。

 子育て中よく公民館などの講座を聴きに行った。「講座の中身は実はなんでもよかった。託児があるかどうかが大事だったのだ」とおっしゃってました。いわゆる講座荒らしをやったわけであります。やがて気のあった仲間でグループを作りました。子育てサークルを作っていくわけであります。公民館で活動していて,市民グループとして登録をすると市役所からいろんな情報が入ってくるようになります。
やがて彼女は「つどいのひろば」という事業を国が始めたことを知ります。これは是非大垣市にもほしいと思って担当の市役所の人に掛け合いました。そうすると市役所から,どうせならあなた方がやったらどうかというので,瓢箪から駒みたいにして,仕事をするということになったのであります。ついては法人格をとらなくてはいけない。今「NPO法人くすくす」です。子育てハンドブックとかいろんなことを手がけていらっしゃいます。活動を始めると事業家のマインドっていいますか,営業するってことは非常に大事になってきます。公務員ではなかなか分からないことですが,民間で仕事を始めていきますとやはり営業活動が一番大事であります。仕事を取ってこなければいけませんから。子育て支援などのグループが仕事を取るっていうことは,「つどいのひろば」の管理,運営を受託するということばかりではなく,案外多いのは町の子育て情報の雑誌をつくるとか,ハンドブックを作るとか,厚生労働省,子育て関係の財団で結構いろんな委託の事業がありますので,そういう事業をどう取るかとか,かなり重要な意味合いを持ってくるわけであります。「くすくす」は結構手広くやってらっしゃって,お
もしろいグループです。これもやっぱり地域活性化という観点からとらえるとかできると思います。

 「つどいのひろば」は民間の活動がお手本になったと思います。
「びーのびーの」といいまして横浜にあるのですが,このグループはこうでした。奥山千鶴子さんというリーダー。彼女はバリバリのキャリアウーマンだったのですが,子育てがはじまって悶々とする。
子どもを連れてぶらっと外に立ち寄って,目の届くところに子どもを遊ばせておきながら,自分は何か自分の用事をすることができる,そういう場所がほしい。屋根のある公園みたいな場所です。それで,子育てサークルを彼女がやっていたので仲間を募って,会員制で私鉄沿線の駅前のシャッターが下りたスーパーマーケットの一角を借りて,そういう場所で始めたわけです。やがてそれが厚生労働省の目に留まっていき,「つどいのひろば」という事業ができたのだと思います。彼女たちの「びーのびーの」っていう取組はいわば社会システムを創るっていう役目を果たしたのだと思います。中央官庁も大事です。地域でどんなおもしろい活動があるか,どんな有意義な活動が起こっているか,きちっと情報を張り巡らしておいて,これがすばらしいと思ったものを中央官庁の政策にしていくことが非常に大事なことだと思います。そして,同じようなことがいろんな分野で起こっていると思います。そういうことを地域できちっとフォローしていくってことが公務員にとって大変重要な役目ではないかと思います。

 富山県富山市に「このゆびとーまれ」という施設があります。御存知ですか?よくテレビなどで紹介されますけど,小規模多機能市民参加型の高齢者福祉の事業です。これを始めたのは富山の日赤病院に勤めていらっしゃった惣万佳代子さんという女性の看護師です。彼女は小児病棟とかいろんなところに配属されていたのですが,老人病棟に配属された時に,非常に思うところがあったそうです。仕事をするということはアンテナをたてるということです。惣万佳代子さんのアンテナには,お年寄りは100人が100人自分の家に帰りたいと訴える。泣かんばっかりに訴える人が多い。見れば何も入院しなければいけない状態ではない。そういう方が多い。いわゆる社会的入院です。日中若い夫婦が忙しい,働いている時に一人で留守番をしてもらうのはちょっと不安だ。そういう方が,それなら入院をと入院されます。そういうのが社会的入院とよくいいました。彼女は思うわけです。だったら日中来てもらってお世話をして,夜は自分の家に帰っていただく。それが一番いいのではないだろうか。そんなふうに思うわけです。デイケアです。デイケアが一番いいのではないか。彼女のアンテナにはまたこういうことがキャッチされました。それはお年寄りは小さい子が大好きだということです。大人が話しかけてもはかばかしい返事をしてもらえない。ところが,小さい子がそこに行くとぱっと花がひらくように表情が変わる。ならばお年寄りだけ来ていただくのではなく,小さい子も預かる。それが一番いいのではないか。お年寄りのためにも小さい子のためにもいいのではないか。さらにそれならば車椅子の方にも来ていただく。いつでもだれでも,そういう原則で彼女は仕事をしようと思うわけであります。これは市役所が管轄で,市役所に行って相談すると最初はいい顔をされなかったそうです。高齢者福祉は高齢者福祉,障害者は障害者,どうしても縦割りで考えがちでしょうから。彼女は,だけど自分の考えが一番いいのだという思いがあったので,えいやっと仕事を始めていくわけであります。いい施設です。非常に評判になって,全国に100か所も200か所も似たような施設があります。

 私もつきあいが深くて,もう亡くなりましたが利用者でシゲさん(仮名)というおばあさんがいました。シゲさんは自分はスタッフだと思っていました。認知症の傾向のある方なのですが,自分はここで赤ちゃんの面倒をみるために来ているのだと思っていました。とても朗らかな方でした。ところが家族の方に聞くと,「とにかく人が変わったみたいなんだ」とおっしゃるのです。それまでは,しばしば被害妄想があって,今御飯を食べたばかりのなのに,「御飯食べさせてもらっていない。嫁が私を亡き者にしようとしている」なんて言って。まことしやかにそれを言い触らしたりするようなところがあったそうです。ところがそういうところが全く影を潜めたというのです。私も想像できませんでした。とても朗らかな方でした。ある時,スタッフが少なくて子どもが多くて忙しかった日があったらしいのですが,家族が迎えに来られたら帰りしなに惣万さんたちスタッフに対して「今日はとても忙しくて疲れましたので,明日は一日お休みさせていただきます」と言って帰っていかれたそうです。よく遠方から視察に来られるですが,たまたまある日,シゲさんが玄関口に応対に出たそうです。「ようこそようこそいらっしゃいました。どうぞ」と,シゲさんが案内したそうです。視察に来た方は“おかしい。惣万佳代子さんって代表の方は50代のはじめだと聞いていたのに。随分老けているな”と思ったそうです。

 彼女は実はトイレがあまりうまくありません。一人が「トイレ貸してください」と言ったら,彼女はすました顔で台所に案内しまして,「どうぞここでゆっくりやってください。」それで利用者の方だとその時初めて気づいたそうです。いい話だと思いませんか?人間だれもが最後は例えば認知症になったりとかあると思います。人生一生懸命生きてきて最後少しゴール近くになって足元がもたついても,それはそんなもんではないですか。この時にやっかいもの扱いされたりして悲しい人生を送るのではなくて,私はやっかいものではない。小さい子どもを世話しているのだ。私は求められているのだ。そういう思いがあって,それが彼女を朗らかにしているのかなと思います。

 ある時,女子の中学生が二人職場体験にやって参りました。9時頃に来て,赤ちゃんの世話をしたり,おやつの準備をしたり,シーツを洗ったり,お年寄りと話し合ったりして3時頃帰っていったそうです。
しばらくして校長先生から懇切丁寧なお礼の電話がはいったそうです。「今日は本当にありがとうございました。あの二人はもう校長室に帰ってくるなり,目を輝かせて今日経験したこと一生懸命しゃべっていました。実は今だから申しますが,二人とも不登校の子でほとんどこの3年間学校にきていないのです。本当にありがとうございました」というお礼だったそうです。職場体験で彼女たちがボランティアしたのか,あるいはお年寄りが,あるいは赤ちゃんがボランティアしてもらうフリをして逆にボランティアしてあげていたのかも分かりませんけど。でも人間関係とはそもそもそんなものだと思います。

 今,地域から姿を消してしまったそういう人間関係を惣万さんたちの「このゆびとーまれ」という施設は改めて創り出している。よく高校生なんかで介護の施設にボランティアで実習に行くと,最後はみんな泣き別れをするとよく言います。そういう人間関係が新しくできているのだなあとつくづく思います。
なんと3年ほど前「このゆびとーまれ」は日経WOMANという雑誌で女性起業家大賞を受賞しました。惣万さんはおもしろい人です。過去の受賞者を調べたら年商何百億というビジネスを立ち上げた人ばかりだったそうです。でも「このゆびとーまれ」はその当時せいぜい8000万円くらい(今は2億になっています)でした。そこで,“なんでうちが受賞するんだろう”と不思議でしょうがなかったそうです。編集部に電話して受賞の理由を聞いたそうです。「なんでうちなんですか?」そうすると日経WOMAN の担当者のこれまた返事がなかなかいいんですよ。「私どもは「このゆびとーまれ」を単体で考えておりません。「このゆびとーまれ」が始められたビジネスの形が今や日本全国に広がっています。

 そして100も200も同じような仕事が立ち上がっています。それを全部足したら年商8000万円どころか年商何百億になります。非常に立派な仕事をされたと私たちは受け止めております」というお返事だったそうです。いい返事ではないですか。惣万さんたちは,「このゆびとーまれ」は社会システムを創ったのだと思います。
今,女性がエンパワーメントして何か仕事を始めていく。それは狭い目でみると地域活性化です。もっと狭い目でみるとエンパワーメント,男女共同参画です。だけど大きな目でみると社会システムを創っているのです。そしてそういう芽が結構あちこちにあります。わが地域で起こったこの活動,このビジネス,実は全世界の標準モデルだ,社会システムを創っているのだ。そういう思いを我々は持たなければいけないといつも思います。どうでしょうか?そして私は政治学者ですので思うのですが,それが本当のデモクラシーというものではないかという気がいたします。だれかが志を立てて,えいやっと何かを始めていく。そしてそれが本当に良かったら,全国あっちでもこっちでも「このゆびとーまれ」の呼びかけに呼応して,私も私もと手を挙げていく。そしてはっと気づいたら,何年か後にはその分野ですっかりサービスの仕方が変わってしまっている。これデモクラシーではないかという気がします。机の上でお役人が鉛筆を舐めながら計画を立てて,そういうのももちろん大事ですが,それだけではない。

 むしろ本当のデモクラシーというのは,今申し上げましたように例えば「びーのびーの」が子育て中のお母さんが集まって仕事,用事ができる場所,それが今や「つどいのひろば」として全国に広がっていく。同じように「このゆびとーまれ」がお年寄りも障害をもっている人も小さい子も一緒にお世話をする。それが今や全国に広まっていく。そういうことがあるのが本当のデモクラシーなのだと思います。

 そして男女共同参画はそういうことだと思います。男女共同参画は夫が妻のパンツを洗う,そんなレベルの問題ではないのです。もちろんそれも大事ですが,そこだとバックラッシュの人たちは,「男にパンツを洗わすのか」というような反応を示します。志が低いです。社会システムを創っていく。本当に活力のあるデモクラシー,それが男女共同参画の狙い,私はそんなふうに思っています。違いますかね?いろんな面でそういう動きが出ていて,いかに上手にキャッチしていくかということが大事なのだろうと思います。

3 まとめ
 孫の話で始まりましたので,孫の話で締めくくりたいと思います。
我が家の孫は合計6人います。もうじき6月15日頃にもう一人生まれてきますので,広岡一族は繁殖中です。一番最初に生まれた5歳になる孫なのですが,実は障害があります。ダウン症であります。

 何年か前に松田聖子さんが主演した「たったひとつのたからもの」というドラマがありました。もともと生命保険会社のコマーシャルでした。秋雪君という小学校にあがるかあがらないかで亡くなったお子さんの物語です。あの秋雪君と同じダウン症です。孫が生まれてすぐに病院からデジタルで写真を送ってきました。その写真を見て妻が「この子もしかしたら障害があるかもしれない」「どうして分かるの?」「もしかしたらだけどもダウン症かもしれない」「ダウン症ってどんなんだっけ」私も知識はありますが,彼女が詳しいものですから「ゆっくりゆっくり成長するんだよ。健常の人の4倍5倍かけてゆっくり成長するんだよ。」そして知的な発達はどうしてもなかなか十分にいきませんが,性格的にはとても穏やかで大人のいいつけなんかもよく守る天使のような子。リズム感があって,ダンスなどもとても上手で,エイブル・アートって言うんですかね。

 こうやって説明してくれて,彼女はほんとに事もなげにごく自然に当たり前のことのように言いました。「あのね。障害があるとかないとかなんの関係もないでしょ。私たちにとってはかけがえのない孫だから。だからかわいがって育てていこうね」と言いました。おもしろいもんですよね。私はその瞬間に「ほんとにそのとおりだ」と思いました。「言うとおりだ。なんの関係もない。大事な大事な孫だからみんなでかわいがって育てていこう」そう思いました。数日後,長男夫婦から電話が掛かって参りました。暗い声でした。すぐ分かりました。「今日,医者に呼ばれて告知された。ダウン症だ」というのであります。お腹の中であまり大きくならなかったですし,心臓に穴があるということでした。いずれ近いうちに心臓の手術をしなければいけない。私はとっさに言っていました。数日前彼女から聞いた言葉をそのまま繰り返していました。「そうか。実はそうかもしれないという話,ついこないだしていたばかりだ。だけどな,あなた方にとっては大事な大事な子どもだ。我々にとってもそうだ。大事な孫だ。だからみんなでかわいがって育てていこう」そう言いました。そう言えてよかったなあと思います。これがかわいいのです,この子がまた。本当にかわいいのです。障害があるというと「大変でしょ」って言われるのですが,「大変でしょ」と言われるより「かわいいでしょ」って言われた方がずっとうれしいのです。「あ~分かってもらっている」って感じです。

 こないだも,こんなことがあったそうです。長男がその子を連れて夜店に行きました。そしたら同じおもちゃを二つ「これ買ってほしい」と言ってくるのだそうです。もう5歳ですがまだ言葉は出ないんです。ほらっと(おもちゃを)出すのです。親,大人の言うことは全部分かるのです。長男は言うわけです。「一つにしなさい。同じ物二つは駄目だ。一つにしなさい。」でもどうしても買ってほしいんですね。頑張るわけです。自分の言い分を通したい時は,「メッ」って言うのです。いつも親に「メッ」って言われますから,自分も「メッ」って言って。それで何回も押し問答していて長男は気づいたそうです。この子は弟の分がほしいのだ。それで「これ弟の分か?」って聞いたら,ものすごくうれしそうな顔で「そうだそうだ」と言うのだそうです。かわいいでしょ。かわいいわけです。ほんとかわいいのです。

 その孫が生まれた時でありました。私はほんと懐かしくなって長男が生まれた時に住んでいたアパートを見に行きました。何も変わっていませんでした。あのアパートのあの部屋で自分たちは二十歳そこそこで子育てを始めたのだな。自分はまだ学生で,仕送りも止まったから,アルバイトに一生懸命だったな,懐かしいなあと思いました。近所の公園も行きました。何も変わっていませんでした。この公園でブランコによく子どもを乗せて遊んだな。懐かしかったです。どっか違うんですけどね。どこが違うのかなあと思っていたら,30年前は白っぽい雰囲気の公園だったのですが,なんかしっとりしているのです。どうしたのかなと思っていたら気がつきました。植わっている樹木が30年経ったらこんなにでっかくなっていました。“30年の月日ってこんなもんなのだな”っと思いました。

 自分の人生ふり返りました。私は結構仕事人間です。仕事,大事にしています。受験勉強も一生懸命でしたし,それから例えばこういう講演に呼ばれたりすると嬉しいです。自分が考えていること,自分の訴え,自分の主張を聴いていただけると思うと嬉しいから,家族で時間を過ごすよりもむしろ仕事に出ることの方をどっちかっていうと優先するぐらいで,だからあまりワーク・ライフ・バランスといえない立場ってところがちょっとあるのです。にもかかわらず,大事な思い出は仕事のことではありませんでした。その時,自分の人生をふり返って,いろんなことを思い出したけど,大事なことは全部,大事な人のことでありました。あれだけかわいがってくれた親がいざ結婚って時に非常に激しく反対して悲しかったこと。思い切って結婚に踏み切る時はほんと怖かったです。ああいう時のこととか。結婚相手は中学の同級生なのですが,今だにその人と続いているわけです。デートしてわかれて1時間もしないうちにまた会いたくなるのです。会いたくて会いたくて会いたくてしょうがなくて,体中に彼女がいるわけです。月に向かって吼えたいような気持ちになったりするのです。あの時の気持ちとか,子どもが5人生まれると5人とも最初サルみたいな顔をしているのですが,「私はこの子の父親だ。私が頑張らないといかん」と使命感みたいなものが沸々と沸いてきたあの時の気持ちとか,良きにつけ悪しきにつけ大事な思い出は全部大事な人のことでありました。みなさんもいかがですか。ふり返ってごらんになると,もしかしたらそうでないかと思うのです。

 男女共同参画というのは,私は思うのですけど,人間ってやはり自分をちゃんと見つめてくれる人が必要なのだと思います。自分を求めてくれる人が必要なのだと思います。あるいは自分を認めてくれる人。自分を見つめ,認め,求めてくれる人。あなたにいてもらわないと困る。そう言ってくれる人が人間には必要なのだと思います。そして,それが大事な人です。その人と自分との間に上から下に見つめたり,下から上に求めたりするっていう関係は本当はなしなのだと思います。人間はみんなちょぼちょぼの立場で生まれてくるわけですから,それは職務上,上司と部下とか,親と子とかあるかもしれない。
 
 でも基本的には平等,対等なわけです。上から下に見下ろしたり,下から上に求めたり。そういうのは本当はないのだと思います。そして男女共同参画というのは,深い意味でいうと,人間だれもが水平の目線で手を伸ばせば水平の高さで手を握り合えるようなそういう存在として,見つめたり,認めたり,求めたりする,そういうものなのだということを男女共同参画は伝えているのだと思います。夫婦の間で,親子の間で,男と女の間でというところ,そこから出発して「新しい社会はこうでないといけない」ということを力説するわけです。この運動は1960年代中頃辺りからまずアメリカから声をあげてきますけど,60年代末っていうのは公民権運動だったり,いろんな運動がありました。そういう運動の中でただ一つずっと続いていて,しかも世界中に輪が広がっていき,今も多くの人々がそれに共感をし,単に女性ばかりではない,男性の中にも確かにそのとおりだと言ってうなずく人たちが多く出てくる。時間が経てば経つほどそういう人が増えてくる。その最大の原因は,私が今申したところにあるのではないかと思います。人間はだれもが対等な目の高さで認め合ったり,見つめ合ったり,求め合ったりする。そういう社会を創っていくのだ。これが男女共同参画のメッセージだと私はそう思っています。違いますか?
 
 そしてその最前線に立っていらっしゃるのが今日お見えの皆様方であります。なんだかんだいってもやはり地域社会の中でそういう活動にきちっと焦点をあて,上手にそれを支え,励まし,そしてみんなで手を取り合いながら,上と下の関係ではない,お互いに手を取り合う関係の中で活動していく。皆様こそいわば21世紀の社会を創っていく最前線に立っていらっしゃる。私はそう思っています。ですので最後にお呼びいただいたことをお礼申し上げるとともに,非常に大事な活動の仕事をなさっている点で心から尊敬の気持ちを込めて御挨拶を申し上げたいと思います。』

どうです。男女共同参画の視点で、子育てと自分を育てる話は体験談ばかりですので面白いですね!次回は、ぜひ直接聞きに行きたいものです。

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プロフィール

ゆきまつ

Author:ゆきまつ
幸松(ゆきまつ) 
   孝太郎(こうたろう) 
65歳
住所:名張市百合が丘西2ー86
職業:名張市議会議員(無所属)
家族:妻、二男一女の5人家族
座右の銘:
”Mastery for Service
(奉仕のための練達)”
「”社会の中で輝いた生き方”をするために!」

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