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 ゆきまつ孝太郎活動報告〔無所属〕

名張市議会議員【2期目】 教育民生委員長

2012-01-21 [ Sat ]
テーマ:名張市防災研修会

今日の午前中に、平成23年度名張市生活安全推進協議会防災部会「研修会」が行われた。参加者は、地域づくり組織から5名(防災部会委員含む)とみえ防災コーディネーター約15名 合計90名が15地域15班に分かれ1班6名で編成して開催された。

私は、みえ防災コーディネーターとしてお手伝いに参加したので4、この模様を紹介しよう。

まず、避難所運営ゲームHUG(ハグ)とは?
 日本は、世界有数の地震国であり、いつどこで大地震が発生しても不思議ではありません。大地震が発生した場合、家屋の倒壊や津波、火災、山・がけ崩れなどにより、被災した多くの人々が避難所での生活を強いられることになります。
もし、あなたが避難所の運営をしなければならない立場になったとき、最初の段階で殺到する人々や出来事にどう対応すれば良いのでしょうか。
 避難所HUGは、避難所運営を皆で考えるためのひとつのアプローチとして静岡県が開発したものです。避難者の年齢や性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲームです。

 プレイヤーは、このゲームを通して災害時要援護者への配慮をしながら部屋割りを考え、また炊き出し場や仮設トイレの配置などの生活空間の確保、視察や取材対応といった出来事に対して、思いのままに意見を出しあったり、話し合ったりしながらゲーム感覚で避難所の運営を学ぶことができます。
HUGは、H(hinanzyo避難所)、U(unei運営)、G(gameゲーム)の頭文字を取ったもので、英語で「抱きしめる」という意味です。
避難者を優しく受け入れる避難所のイメージと重ね合わせて名付けました。

(1)HUG(ハグ)の進め方の概要
 避難所運営ゲームHUG(ハグ)とは、参加者が避難者の年齢、性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲームです。

 ゲームの基本的進め方は以下のとおりです。
① 進行者(ゲームの進行役)が避難者の情報等が書き込まれたカードや、何らかの事態発生を知らせるカードを、参加者に時間的余裕を与えることのないように、次々に読み上げる。
② 参加者は読み上げられた情報に基づき、「避難者カード」の場合は、配置を決め、その場所にカードを置き、「イベントカード」の場合は、発生事態への対応を決定していく。
③ ゲーム終了後、避難者の配置や事態対応の是非について話し合い、よりよい避難所運営方法を学ぶ。

1.HUG(ハグ)の実施手順
避難者カード例
川東地区 床下さん
【男40歳】 世帯主、妻、長男、長女、世帯主は糖尿病、長男はひきこもり。柴犬1匹を連れている。車で来た。

カードの配置
①進行者が読み上げる
②グループ討論
③討論結果の発表
④まとめ
討論結果の発表

(2)HUG(ハグ)の企画
ア.シナリオ作成
 「防災グループワーク」では、実際に住んでいる地域の被害を想定し、住民の対応行動を予測するため、当該市の災害特性、防災体制の現状などを反映したシナリオ作成が求められました。一方、HUG(ハグ)は、仮想の地区を設定し、擬似的な災害状況でのシナリオを作成することが可能です。今回のケーススタディにおけるHUG(ハグ)のシナリオ概要は、次のとおりです。
< HUG(ハグ)のシナリオ設定の概要>・・・他市の事例を掲載した。
設定事項 設定内容
対象地域 川上、川西、川東、川中の4地区からなる仮想地域
地域概況 人口、世帯数、建物状況、高齢者等の状況
• 各地区に10戸から20戸の班が12班
• 農村と住宅団地、マンション、アパートが混在
• アパートには派遣社員や外国人が多い。
• 高齢化が進んでいる。
想定日時 1月21日(土)
時間帯 午後1時から、24時間
被害想定 全体状況 H18 年災害を参考に、もう少し厳しい状況を想定した降雨、河川氾濫シナリオにする。
訓練までの状況
(前提)
気象 気象注意報、警報、土砂災害警戒情報等の提示
河川状況 荒田天神橋等の増水状況(写真による提示)
水害状況 道路冠水、床上•床下浸水(写真による提示)
土砂災害 土砂災害発生(写真による提示)
対象避難所の状況
設定
浸水の有無 訓練の対象避難所は大丈夫だが、地域の特定箇所(一時避難所)が浸水し、そこの避難者が対象避難所に運ばれる。
ライフライン ガス、電話は使用不可能。
避難者の設定
避難者氏名 水害関係の用語を使用する
例:豪雨さん
避難者の行動パターンと自宅被害状況
自主避難 被害なし、床下浸水
避難勧告で避難 被害なし、床下浸水
困難な状況で避難床下•床上浸水
救出されて避難 床下•床上浸水、流失

(ア)仮想地域の設定
仮想地域において、川上、川西、川東、川中の4地区を設定し、2本の河川に、それぞれ「東之川」、「西之川」と名付けました。
川東
避難
川西
川中
川上
西之川東之川

<仮想地域のイメージ>
(イ)訓練までの前提状況の設定
前述の防災グループワークとセットで行うことを考慮し、防災グループワークにおける前提条件の設定を踏まえ、HUG(ハグ)における前提条件を以下のとおり設定しました。
今日は、1月21日(土)、ここは隠小学校(避難所)<非常用発電装置なし、仮設トイレなし、テント(3.5m×5.4mが2つ)、調理室なし、備蓄食糧なし、救護所設置しない。体育館、教室を借りている状況>
・ 時間は午後1時から24時間。
・ 3日前から雨が降り続いている。
・ 昨夜10 時に大雨洪水注意報、今朝10 時に警報になった。
・ 12時30分に記録的短時間大雨情報、その後、相次いで峠の道が雨量規制で通行止めになった。
・ 天気予報では、まだまだ今後大雨になると言っている。
・ 気温は6度、夜でも-1度。夜半より雨から雪になる模様。
・ 道路は冠水し、河川が増水している。
・ 床上浸水が始まって、土砂災害が起きている。
・ 上記条件が重なり100ぐらいの人が避難所にきている。
・ 電気、ガス、携帯、電話、インターネット、メールが現在まだ使える環境。
・ 避難所担当職員2人、応援を頼まれた自主防災会役員4人、計6人で避難所を開設した。

(ウ)全体のシナリオ(骨子)の設定
 次に、前提条件を踏まえ、全体のシナリオ(骨子)を以下のとおり設定しました。
まず川中地区に避難準備情報が出され、行政職員2人と避難所の運営補助を依頼された自主防災会の役員4人、計6人で避難所を開設したところに、災害時要援護者の人々が早期避難してきた。

① そのうち、川上地区に土砂災害警戒情報が発表され、実際に土砂災害が起こる。
② 一方で、東之川が増水し避難勧告が発令され、避難が始まる。
③ そうこうしているうちに、西之川の上流で溢水が発生し、川西地区に避難勧告が出される。
④ 以上により、全地区の住民が避難所にやってくる。外国人バス旅行者や帰宅困難者)__#_bD94も避難してくる。
⑤ 近くの一時避難所の公民館が浸水し、避難者が対象避難所に移動してくる。
⑥ 最終的には、避難者がたくさんやってくる。
⑦ 対象避難所の校庭が浸水し始め、停電する。

(エ)詳細なシナリオ(HUGのカード)作成
 次に、設定した全体シナリオを踏まえ、詳細なシナリオ(HUGのカード)を作成しました。詳細シナリオを作成する際に、避難者個々が抱える事情や避難所で起こる出来事だけでなく、気象や内水・外水位等の状況変化、早めに避難する人や避難勧告が発令されても避難しない人の存在、避難途上の被災等様々な状況変化と避難行動の判断の難しさを加え、水害時の特徴を出すよう工夫しました。

 なお、カードを市職員が自作することは困難ですので、様々なパターンを含む標準セットを作成しておき、その中から当該市にとって馴染まない内容のカードを引き抜いて実施することが市職員にとって負担が少なく有効な方法だと考えられます。
カードは「避難者カード」と「イベントカード」の2種類を作成しました。

それぞれの作成手順は以下のとおりです。
① 「避難者カード」には、住所、班名、姓、性別、年齢、世帯構成、自宅の被害状況及
び特記事項を記述しました。
• 住所の地番は、姓が過去の台風の場合はその台風が襲来した西暦にしました。
• ゲームを通じて気象や水害関係用語を学習できるように、気象や水害用語を用いて、姓を作成しました。
• 性別は、半々に設定しました(男性は青色、女性は赤色で表示)。
• 年齢は、生後10日から102歳までの範囲としました。
• 世帯構成の本人部分に下線を引くようにしました。
• 家族全員が揃って避難するとは限らないため、世帯構成員の一部が先に避難してきて、後から残りの世帯構成員が避難してくるような設定も加えました。
• 特記事項欄には、避難した理由と方法を記述しました。
• その他、ペット連れ、持病、けが、妊娠等の避難者の状況設定について、過去の災害事例を参考に設定していきました。
148 世帯番号【37】149 世帯番号【37】150 世帯番号【37】川上943 【川上7班】川上943 【川上7班】川上943 【川上7班】崩土さん崩土さん崩土さん【男66歳】全壊【男41歳】全壊【女41歳】全壊 父、世帯主、妻父、世帯主、妻父、世帯主、妻 泥だらけで救助されてきた。飼い犬のことを心配している。泥だらけで救助されてきた。飼い犬のことを心配している。泥だらけで救助されてきた。飼い犬のことを心配している。
165 イベント番号【60】災害対策本部ですが、明朝給水タンク車を回します。どこに駐車すればよいか決めておい
てください。

<イベントカードの例>

② 「イベントカード」に、過去の災害で起きた事例を参考にして、避難所運営の中で起こりうるイベントを作成していきました。
• イベントカードにも文字数の制限がありますので、長文の場合は記載内容を要約して記述しました。
• 状況変化に関するシナリオもイベントカードとして作成しました。
③ カード1行目左上に通し番号、右に「世帯番号」、「イベント番号」を記入し、順番どおりに「避難者カード」、「イベントカード」を並べました。

④ 印刷、裁断:カード1枚1.5m×2.0m と想定して(面積が3m2となり、避難者1人当たりの必要面積と同等)印刷、裁断しました。

最後に。、各班から意見を発表したが、
• 次から次へと避難者がくるので、どう対処していいのか分からなくなった。現実はもっと厳しいのではないかと思う。
• パニックにならないよう冷静に判断し、みんなが協力して「避難所」を運営しなければならないと思った。
マニュアル • 避難所の指定、配置場所等、事前にマニュアルを作成し避難場所に掲示しておくべき。
避難所運営 • 体育館内の配置、受け入れ状況に対しパニックになり、とても難しく、とても無理、大変なことを感じた。
• 思い切った運営をしないと運営できなくなることがわかった。
などの意見が出た。

 今後、これを機会に地域づくり組織が進めてみたいとの意見が出ており、これからが楽しみだ。

また、本ケーススタディの最終目標は、名張市危機管理室や地域づくり組織の防災担当者が自ら企画実施できることです。 カードを市職員が自作することは困難であるので、様々なパターンを含む標準セットを作成しておき、その中から当該市にとってなじまない内容のカードを引き抜いて実施する方法が市職員にとって負担が少なく有効な方法であるようだ。

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プロフィール

ゆきまつ

Author:ゆきまつ
幸松(ゆきまつ) 
   孝太郎(こうたろう) 
65歳
住所:名張市百合が丘西2ー86
職業:名張市議会議員(無所属)
家族:妻、二男一女の5人家族
座右の銘:
”Mastery for Service
(奉仕のための練達)”
「”社会の中で輝いた生き方”をするために!」

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