ゆきまつ孝太郎活動報告〔無所属〕

名張市議会議員【2期目】 教育民生委員長

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2011-12-01 [ Thu ]
テーマ:ICT教育

 昨日に続き、詳細を紹介しよう。

 伊賀市の教育情報化全国一のランキングは、今年3月までの文部科学省のデータをもとに、パソコンやネットワークなど環境整備の進み具合を示す「インフラ整備」と教員がICTを授業に活用する能力を示す「教員指導力」の2点で評価するもの。前者は、電子黒板や生徒用パソコンの普及率などの「インフラ整備」8項目と、後者は授業で活用する「教員指導力」18項目で算出したという。伊賀市は公立小が達成度89・8%、公立中も同89・1%で、それぞれ全国1位となった。

 2009年に「学校ICT環境整備事業」で36校すべてに電子黒板を設置し、構内情報通信網(LAN)を構築し、すべての教室にパソコンを接続できるように大型液晶テレビ(50インチ)を設置した。

 さらに教員609人に1台ずつ、児童生徒5.7人に1台の割合でパソコンを配備した。そのため教員の研修やデモ授業など総額2億9700万円の事業費をかけたもの。

毎日新聞によると『市に同社からの連絡はなかったが、市職員がネットでランキングを見つけたという。「全国1位」を受け、市は29日、久米小で電子黒板を使った授業を報道機関に公開した。

 井川健一教諭(34)が5年生約20人に分数の引き算を指導。前回の板書をワンタッチで呼び出して復習する。児童はタッチペンで画面に直接計算を書き込んでいた。福井汐里さん(11)は「直接書けるのが面白い。分かりやすい授業です」と話していた。

 井川教諭は「国語の授業では、文章に意見を書き込んだりします。データベースから写真や教材を呼び出すことも簡単です。視覚に訴えやすく、子どもたちの関心や集中力を高められています」とIT化のメリットを語った。』

 名張も同様の事業を行っているが、まだ構内情報通信網(LAN)の構築が54%弱と遅れているため、早急に対処するように教育委員会にプッシュしたい。そのためには、現場が使いやすい環境をどのように整備すればよいのか。また、活用の質を高め、定着させていく上でのポイントは何か。について高橋 純(富山大学人間発達科学部)准教授のお話から紹介しよう。

①指示を通すための活用
 各地域のICT環境整備と活用の現状を概観すると、教育や授業を変えようとする整備より、先生方が困っていることを改善するための整備のほうが、活用は定着しやすいことがわかります。
 今多くの先生が感じている困難は、子どもへの指示が通りにくいことです。この状況を改善できる機器を揃えることが、活用定着への有効なアプローチと言えます。

 「教科書の何ページを開いて」と伝える際、言葉だけでなく教科書を画面に大きく映して示す。こうした指示場面はどの授業でも複数回あるので、これはICT活用の日常化に直結します。逆に考えると、必要な機器(提示装置とコンテンツ)が教室に常設されていることが、活用の必須条件になります。

 例えば、小学校の全教室にプロジェクタと実物投影機のセットを常設し、活用成果を上げています。教科書や教具、教師の手元などを映せる実物投影機を、コンテンツと位置づけている点が特徴的です。

 導入後のアセスメントも定期的に実施し、活用の頻度や質に関するデータを蓄積しています。これを見ると、古い機器が混在していた頃より、基本性能に優れた最新の提示装置を追加整備した後のほうが、活用率は上がっています。数を揃えることを重視して性能面で妥協するのは得策ではないのです。

 教師の力量を高める取り組みとしては、実際の活用場面に絞った校内研修に力を入れています。ICT機器の操作ではなく授業づくりをテーマにしているので、ベテランの先生も抵抗感なく参加でき、活用アイデアの交換、共有がしやすくなります。

②「提示」の3要素
 冒頭で述べたように、指示を通すための活用の基本は「提示」です。「教員のICT活用指導力のチェックリスト(B)」を見てもわかるように、ICTを活用した指導の大半も提示に関わります。

 手元の教科書や資料を大きく映して説明するだけでも効果は実感できるでしょう。子どもの顔が上がって指示が通りやすくなります。よそ見しがちで説明を聞き逃しやすい子どもにもわかりやすく伝えられるので、学力の底上げに効くとも言えます。従来の張り物と同じことが、少ない手間でできるというメリットもあります。

 しかし活用の普及を見据えると、単に大きく映すだけでは不十分です。提示という行為の教材性や教育的意味を高めていく工夫が求められます。
 ここで押さえておきたいのは、提示とは、「情報」「発話」「焦点化」という3つの要素のセットだという考え方です。

 「情報」は、映すコンテンツそのもののこと。指導意図に沿った内容で、不必要な情報が含まれていないことが重要です。
 「発話」は、提示の前後の教師による声かけです。例えばリンゴの皮をむく映像コンテンツを提示する際、「リンゴの皮むきの手順を見ましょう」と言って見せるのと、「リンゴと包丁、どちらを動かして皮をむくのだろう」と発話するのでは、子どもの映像の見方や読み取れる情報が変わってきます。

 「焦点化」は、提示内容の一部分に注目させる工夫です。指さし、傍線を引く、注目点を丸で囲む、ズームインやズームアウトといった手法があります。

③研修でノウハウ共有を
 提示の効果を高めるためには、この3つの要素に着目しながら、映し方を工夫することが求められます。研修を通じて映すコツやノウハウを身につけ、共有していくことが、活用を定着させるプロセスでは重要です。

 研修で培った提示のスキルは、デジタル教科書や他のコンテンツを使う際にも生きてきます。実物投影機でICT活用に馴染んだ先生が、デジタル教科書の活用へと移行し、実物投影と併用するケースが多く見られます。映すコツが身についているからこそ、指導のねらいに応じたコンテンツの使い分けができているのです。

 この実物投影機の活用ノウハウを扱う小冊子は学校現場でも好評のようです。スクール・ニューディール後の環境に対応したリニューアル版の刊行も始まっています。こうした外部の情報源も参照して先生方がスキルを高め、たんに大きく映すだけの状況からステップアップすることこそ、子どもの学力向上につながるICT活用への第一歩になると考えています。

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プロフィール

ゆきまつ

Author:ゆきまつ
幸松(ゆきまつ) 
   孝太郎(こうたろう) 
65歳
住所:名張市百合が丘西2ー86
職業:名張市議会議員(無所属)
家族:妻、二男一女の5人家族
座右の銘:
”Mastery for Service
(奉仕のための練達)”
「”社会の中で輝いた生き方”をするために!」

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