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 ゆきまつ孝太郎活動報告〔無所属〕

名張市議会議員【2期目】 教育民生委員長

2011-11-27 [ Sun ]
テーマ:教育

 No.1の続き
1.パネルディスカッションの内容
テーマ:「名張市のめざす子どもの教育」
コーディネーター:三重大学教育学部 山田 康彦教授
パネリスト:
 小中学校教職員代表 神田禎也 名張市小中学校長会
 保護者代表     山森理宏 名張市PTA連合会会長
 就学前教育保育代表 北畑維久子 名張幼稚園 園長
 地域の学校支援代表 濱野完司 百合が丘小学校 学校支援地域本部 コーディネーター
 学識経験者     梶原久代 前三重県立名張高等学校長
 行政代表      亀井利克 名張市長

 パネリストたちは、それぞれの立場で現状の報告や問題提議を行い、それを受けて、会場の参加者にも質疑応答を行った。

 参加者の学習指導者の女性は「発達障害の子どもに対するサポート体制について質問した。これを北畑園長は、「幼児期に安定したかかわりが必要。自己否定につながらないように関わる必要もあるが、保護者はその特性を認めにくい心理もある。この6月からできた名張市発達支援センターなどに相談することが必要ではないか」と神田校長は、「中学校では自立の力を主眼にしている。できることを増やしていくことで自立力を支援している」と回答した。

 これに対して、亀井市長は「市長が教育に拘わることで、不安定になってはいけない。市長が教育に直接口を出すことはしない。しかし、施設の設置は、市の重要な案件であるので拘わっている。しかし、名張市総合教育センター構想は全面的に支援している。また、発達障害は、小中学校だけでなく高校、大学でも問題になっていると聞いている。保護者の方、先生方に対してきちっとしたサポート体制をつくっていくのが発達支援センターである。学校と地域社会、保護者と三位一体になってみんなで子どもを育てていけたらと思っている。」最後に「市民の方から発達支援について、これほど関心を持っていることを改めて、認識させていただいた」と話した。

 最後に、山田教授から「名張市のめざす教育が、3つの柱という非常にわかりやすい形で示されている。今日のパネルディスカッションで、様々な人たちの努力やつながりで進められていることを実感した。今後もこの教育ビジョンに向かって是非お力添えをいただきたい」と締めくくった。

2.感想
 子ども教育ビジョンの説明や小中学校の教育実践の様子が映像で流されたり、各パネリストの発言は、参加者にとって名張市の子供たちのおかれている状況、問題点をおぼろげながらつかむことができたのではないかと思います。

 全国学力調査の結果報告では、一部の基礎学力が向上してきたが、算数・数学Bなどの基礎学力の低下と発達障害児の対応---問題点はここに集約されていると思いました。
 これは、いま全国的に問題になっていることですが、名張でも近年とりわけ深刻になってきたのはなぜか?

 1つには、全国的な不況にくわえて名張市の経済の柱である産業・農業の深刻な落ちこみなどによる雇用情勢の不安定化が関係しているのではないか。まず、親たちが家庭や地域が子どもたちを教育する力が失ってきていること。親の不安は、一面では子ども達に対する教育やしつけを学校に任せる、いわゆる放任となってあらわれ、他の一面では保護者は進学第一主義への傾斜となっていった。

 亀井市長が話した名張発達支援センターについても参加者の方の関心度も深くなっており、市長も再認識されている様子がありありとわかりました。いずれにしても、各パネリストが発表し、指摘したことが名張の子どもたちの現実であり、そこから、議論していかなければならないと思います。

 それでは、どうやって、各小学校・中学校の方針に掲げられている子どもたちの基本的な生活習慣を身につけさせ、基礎的学力をつけさせ、特に小学校では体力でも徳育や食育の点でもしっかりした子ども達に育てあげて行くか。

 各パネリストの発言からその取組みと努力が模索されていることを感じとることが出来た。それをふまえて、いろいろと考えることができたのではないか。

 まず、大前提として、名張の子ども達の現状を市民にリアルに知ってもらうことが大切だと。現在、子どもたちを学校に通わせている家庭の父母だけではなく、子育てを終わった世代にも、年輩の世代にも次代の名張を担う子ども達の現状をリアルに知ってもらうことが出発点だと思う。

 なぜ、こんな状況になったのか、どうしたらいいのか、自分(子どもがもう独立した人でも)はどんなことが出来るのか---市民のなかでの関心と議論を巻き起こすことが必要だと思います。

 今、市内ではいろいろな取組みが始まっているが、この方向を三つにまとめると
•基礎的な学力を身につけさせることを中心にした就学前と小学校と中学校の連携、それには発達障害児の早期対応が必要。
•子どもたちの多面的な発達と成長を保障する中等教育---中学校と高校の連携の重要性
•基本的な生活習慣を身につけさせることを中心にした学校と地域の連携(学習支援ボランティアの拡充)

 加えて、名張市の産業・経済の再生のための努力と地域・家庭の教育力の回復は不可分のものだと思います。
 不況などの雇用不安と旧来からの空き店舗、製造業の空洞化という逆境のなかで生業を守り、家族を養うために親たちが必至になって努力してきた。そして、子孫のためにゆたかな川・森と田畑、きれいな水と自然、すぐれた文化資源を残そうと努力している。そういう努力が結びついてこそ、地域と家庭の教育力を取り戻すことが出来るのではないか。これには、市のグランドデザインが何としても必須である。

 もちろん、そういう努力をしていれば自動的に地域や家庭の教育力が回復するというのではない。戦後の高度成長、バブルのなかで地域や家庭の教育力が低下していった。その後、少子化と高齢化の課題から、いま、名張の親たちに求められているのは、地域づくりと人づくりの両面に強い自立した親になることが求められているのではないか。それを市が支援していく施策を議員としては提案していく必要がある。

 今日は、子どもたちの教育について色々と考えさせられた有意義な手作りの企画でした。主催者である市教育委員会、現状を率直に語ってくれたパネリストのみなさんに感謝したいと思います。
 ただ、地域づくり組織の関係者や一般市民の参加が少なかったことは、名張市の教育の現実が反映しているのかなと少し残念でした。

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プロフィール

ゆきまつ

Author:ゆきまつ
幸松(ゆきまつ) 
   孝太郎(こうたろう) 
65歳
住所:名張市百合が丘西2ー86
職業:名張市議会議員(無所属)
家族:妻、二男一女の5人家族
座右の銘:
”Mastery for Service
(奉仕のための練達)”
「”社会の中で輝いた生き方”をするために!」

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