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 ゆきまつ孝太郎活動報告〔無所属〕

名張市議会議員【2期目】 教育民生委員長

2011-11-08 [ Tue ]
テーマ:議員研修

昨日、伊賀市・名張市議員連絡協議会議員研修会が名張市内のシティホテルで開催され参加しました。
研修会では全国市議会議長会法制参事の本橋謙治氏より「開かれた地方議会を目指して」と題して講演がありましたので、この講演から自分なりのレポートしてまとめてみました。

1.地方議会に対する住民の評価 ~物言わぬ住民から物言う住民へ~
 1,000人を対象にした生活意識アンケートでその実態が明らかになりました。
「現在住んでいる自治体の首長や議会の選挙や施策に関心があるか」との問いに対し、「とても関心がある」「やや関心がある」と答えた人は辛うじて半数を超えた程度で、「あまり関心がない」「全く関心がない」が3割近くに上り、投票についても3割以上が「ほとんど行かない」「全く行かない」としています。これに対し、国政選挙や国の施策では「とても関心がある」「やや関心がある」は7割を超え、投票でも「ほとんど行かない」「全く行かない」は2割弱に留まるのです。

このように、国政を左右するイベントには関わりたいという意識があっても、地元への愛着は希薄であり、地方政治への関心が薄い「お任せ民主主義」が蔓延している実態が垣間見えます。この傾向は特に市町村住民に限ったことでなく、県全体そして全国的に流行っている困った病気なのです。

他のデータによると
①地方議会の現状について
・大いに満足している 1.1%
・ある程度満足している   31.4%
・あまり満足していない  46.9%
・全く満足していない 13.6%
・どちらとも言えない、無回答 7.0%
②満足していない理由
・議会の活動が住民に伝わらない 53.3%
・行政のチェック機能を果たしていない 33.2%
・地方議員のモラルが低い   32.5%
・議会内での取引を優先して審議が不透明   29.3%
・議会の政策立案能力が低い 18.6%

⇒このように議会への不満、悪口や議会への評価が悪いのは、全国的な傾向です。
特に多いのは、
1つは、議会が何をしているのかわからない。
2つは、議会が首長をいじめている、かわいそうだ。足を引っ張っている
3つは、議会は馴れ合い

2.地方議会の改革、活性化に対する考え
 2000年の分権改革により、地方議会の権限が飛躍的に拡大しています。即ち、機関委任事務制度がなくなった事により、法的には中央と自治体が対等な関係に変わり、地方議会は政治の「脇役」から一気に「主役」に躍り出たのです。それなのに、議員が相変わらず地域の世話役・口利き行為や、地元への利益誘導に終始していたのでは困ります。もっと政策の立案・審議に時間を割き地方政治の質を高めていくべきです。また、市民への情報公開を徹底した上で、議員個人ではなく組織としての議会報告を励行し、市民の意見や批判を聴くと共に、議会自らが争点を提起し市民参画を求める役割も期待されています。地方議会は市民参加の場であり、議員も会派の決定ではなく、議員個人の意思と良心に従って採決し、賛否とその理由を公開すべきです。

⇒住民が注目してくれるような議会、すなわち、開かれている議会が必要だ。
 そのために、議会の質と住民→議会への量の改革が必要である。

3.地方議会の改革、活性化における議会の対応について
(1)基本的な考え方
①個人や会派のためではなく議会全体、市全体のため
②当該地方自治体の議決機関としての自覚と説明責任
(2)議会の改革、活性化において検討される主な事項とその留意点
①受け身からの転換→積極的な議会の権限等の行使
Ⅰ.議会からの積極的な情報発信→情報公開、議会報告会
Ⅱ.議会と住民の接点の拡大→参考人、公聴会制度、議会報告会
Ⅲ.議会からの政策に関する提案、提言
  .議会の議決事件の拡大→地方自治法第96条第2項の活用
  .議会の調査権、監視権の強化1→所管事務調査等の活用
  .議会の調査権、監視権の強化2→一般質問、議案質疑の活用

②議会活動の活性化→通年議会、会期の長期化や継続審査
  <通年議会の注意をしなければならない点>
   1つ目は、執行機関の出席
   2つ目は、一事不再議

(3)議会の改革、活性化の検証システムの構築→継続的な検証の必要性
  Ⅳ.議会の招集権
    平成18年9月の地方自治法改正により、議長への臨時会請求権の付与、委員会への議案提出権の付与、   専決処分の要件の明確化など、議会の権限が強化された。

後半は、若松市議会の一般質問の事例集を学んだ。

最後に、
この日の研修会はあくまで住民側と議会側、そして執行部側の立場で議会運営に関するものであった。

 議会改革について見解や全国での事例を紹介しながらのこと細かく説明をしていただき、今更と思いつつもやはり共通認識を持つ意味、或いは議会事務局職員の取り計らいなど、以前に議員同士で確認しあったことが間違いでなかったと認識できた研修会でもあった。

 この他には、今後の議会のあり方として、今おかれている地方議会に対する評価について、或いは地方議会の改革について、地方議会を取り巻く国等を含む諸問題点を紹介していただいた。

 今回の研修では、議会の開会中と閉会中における所管事項の調査のあり方について精査する必要性を感じたが、当市における全議員(議長を除く)での予算・決算部会の設置などの議会改革の正当性を強く確認できたものであったし、特に全議員での議会報告会や定例の全員協議会開催の提案など、現在おかれている地方議会の危機感を先取りする取り組みを地道にやってきているように確認できた。

しかしながら、こういった研修会をおこなっても、一部の議員のみが行動しただけでは何もチェンジせず、全議員が意識改革の必要性を感じて活動をしてこそ、ホンマもんの議会改革になるのだということを感じた。

 例えばブログもそうであるが、これを綴ることが議会活動でもなんでもないのである!議会活動や議員活動のように日々の取り組み、或いは報告などを綴っている備忘録に過ぎず、議員は得意分野もあれば不得意な部分も含めオールラウンドプレーヤーなのだから閉会中の政務調査(視察・懇談会・勉強会等々)を怠らないようにしたい。また、専門的事項に係る調査を学識経験を有する方等にしてもらえるようになるなど、今後は、議会の政策立案能力を向上させるためにも、こうした制度を積極的に活用していくことが求められているのではないか。

 執行機関において意見集約から企画立案、事業実施、評価までの行政運営の一連のサイクルを完結させる状況が促進されると、議会の政策提案や監視機能をどのように発揮するかが大きな問題となる。議会が単に執行機関の政策等を追認しているだけの存在となれば、「議員数が多過ぎる」、「報酬が高過ぎる」などの批判や、ひいては「議会は不要」との極端な意見も出てくるものと考えられる。

 この研修を通して一番感じることは、議員一人ひとりが市議会の状況に危機感を持って、積極的な改革を推進していくことが求められているのである。

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プロフィール

ゆきまつ

Author:ゆきまつ
幸松(ゆきまつ) 
   孝太郎(こうたろう) 
65歳
住所:名張市百合が丘西2ー86
職業:名張市議会議員(無所属)
家族:妻、二男一女の5人家族
座右の銘:
”Mastery for Service
(奉仕のための練達)”
「”社会の中で輝いた生き方”をするために!」

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