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 ゆきまつ孝太郎活動報告〔無所属〕

名張市議会議員【2期目】 教育民生委員長

2011-11-01 [ Tue ]
三重県のテーマ:救急医療

 昨日、津において「三重の救急医療を考える研究会」共催の『三重県の救急医療』が開催されましたので、紹介しよう。

●内容
総合司会:三重大 臨床心血管病解析学 教授  中村 真潮 先生

19時:「高血圧治療におけるカンデサルタンの役割」伊藤 正明 三重大 循環器・腎臓内科学教授

19:15~  :座長 三重大大学院医学系研究科 科長 登  勉 先生
       記念講演「三重県の救急医療」 今井 寛 三重大医学部付属病院 救命救急センター長 教授

20時~     :「シンポジウム」三重の救急医療について
  司  会   :三重大医学部付属病院 病院長 竹田 寛先生
        〃       救命救急センター長  今井 寛先生
  シンポジスト :三重県医師会 会長  加藤 正彦 先生
          三重県病院協会 理事長  濱田 正行 先生
          紀南病院 院長      須崎 真  先生
          名張市立病院  院長   伊藤 宏雄 先生
         市立四日市病院 救命救急センター 副部長  柴山 美紀根 先生
         山田赤十字病院 救急部長 救命救急センター長 説田 守道 先生
20:50~   :「閉会」三重大 胸部外科 教授  新保 秀人 先生

 三重大の救命救急センター長である今井 寛教授の記念講演が前半と三重県内の医療機関の6人による代表者=シンポジストでシンポジウムが後半に行われた。

●今井センター長の記念講演から思うこと
 今井センター長は、、まず、医の倫理の話をされた。医学および医療は,病める人の治療はもとより,人びとの健康の維持もしくは増進を図るもので,医師は責任の重大性を認識し,人類愛を基にすべての人に奉仕するものであるという「医の倫理」である。文献を調べると次のように書いてある。
1.医師は生涯学習の精神を保ち,つねに医学の知識と技術の習得に努めるとともに,その進歩・発展に尽くす.
2.医師はこの職業の尊厳と責任を自覚し,教養を深め,人格を高めるように心掛ける.
3.医師は医療を受ける人びとの人格を尊重し,やさしい心で接するとともに,医療内容についてよく説明し,信頼を得るように努める.
4.医師は互いに尊敬し,医療関係者と協力して医療に尽くす.
5.医師は医療の公共性を重んじ,医療を通じて社会の発展に尽くすとともに,法規範の遵守および法秩序の形成に努める.
6.医師は医業にあたって営利を目的としない.

 医の倫理綱領である医学および医療は,病める人の治療はもとより,人びとの健康の維持もしくは増進を図るもので,医師は責任の重大性を認識し,人類愛を基にすべての人に奉仕するものである.

また、平安時代の日本現存最古の医学書についても述べられた。「医は仁術なり」の思想的な起源は、丹波康頼(たんばやすより)が著した現存の日本最古の医書『医心方(いしんぽう)』(982年)にまで遡ることができる。『医心方』には、「大慈惻隠の心」をもって医療を行うべきであるというまったくもって素晴らしい考え方である。医者の鏡ですね・・・・。

 次に、三重県全体を上から眺めるという鳥瞰的視点(鳥のような広い視点)が必要であり、その視点で三重県の救急医療をコーディネートするということが大切であるということを強調された。

 しかし、そのためには奈良県で行われているような脳卒中の医療調査と分析例を引き合いに出され、三重県も人口分布、救急疾患の分布、病院の分布、実際の救急車の出動状況などの情報収集や予測ボリュームのようなデータ分析が必要であることも説明された。

 現在の三重県の状況では、各地域の市民、自治体、医局、医師個人などの思惑があり、なかなか三重県の救急をコーディネートするのは容易ではないことも述べられた。

 全国の中でも地域医療のレベルが低いため、三重県の救急医療のデータが分析されいくら話し合いがなされても中々難しい。例えば、三重の真ん中に救命救急の拠点病院を作り、その地域にある2つの公立病院を機能分化することにより、A病院がいらないからB病院と統合するとか新しく400床レベルの新病院を建設しようとか、の話もとん挫されたが、その地域で限られた医療資源を効率的に使うと言っても本当に進まないものである。また、そこに何名の医者を派遣しましょうと決まっても、すぐに引上げするとか他の病院に転任するとかなかなかその通りにいくのには困難が予想される。

 来年2月から三重県初のドクターヘリの稼働については、この効果として死亡が27%削減できることなどカーラーの死亡曲線などのデータで早期治療の重要性をアピールしてくれた。しかし、患者を転送できない場合には、救急チームであるとか、サンダーバード、夜間ヘリなどの代案も説明された。そして、あくまでも三重県全体を見ることが大切だと。

 このような話を聞くと今井センター長のような救命救急の専門教授が三重大へ赴任することができたこと。また、三重県の各地域のいろんな科の医師や看護師、薬剤師、技師などが集まる今までなかった研究会ができたことは誠に喜ばしいことです。この研究会がこれからも持続できるように期待したいと思います。

 実は、今井センター長の講演は、これで2回目になりますので、終了後名刺交換もさせていただき今後の救急医療の情報交換をお願いしましたところ、是非「やりましょう!」と快く、応えてくれました。
 また、このシンポジストである名張市立病院の伊藤院長ともご挨拶をして、「今日のお話は、よかったですね」と申し上げ、今日出席の医療関係者に”「名張」をアピールできましたね!”と感想を言って今後への期待に余韻を残してお別れしました。

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プロフィール

ゆきまつ

Author:ゆきまつ
幸松(ゆきまつ) 
   孝太郎(こうたろう) 
65歳
住所:名張市百合が丘西2ー86
職業:名張市議会議員(無所属)
家族:妻、二男一女の5人家族
座右の銘:
”Mastery for Service
(奉仕のための練達)”
「”社会の中で輝いた生き方”をするために!」

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