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 ゆきまつ孝太郎活動報告〔無所属〕

名張市議会議員【2期目】 教育民生委員長

2011-10-26 [ Wed ]
テーマ:救急医療

 本日は、最終ですが、三重大医学部附属病院の救命救急センター長 今井寛教授のお話から私なりに資料をまとめましたので、紹介しよう。

1.救命救急センターについて
 急性心筋梗塞(こうそく)や脳卒中、重度の外傷・熱傷などの重症及び複数の診療科領域にわたる重篤な救急患者を24時間体制で受け入れる三次救急医療施設。わが国の救急病院、救急診療所は「救急病院等を定める省令」に基づき都道府県知事が告示するが、これと並行して厚生労働省(厚労省)では傷病の重症度に応じて「初期救急」「二次救急」「三次救急」といった階層を設けて救急医療体制を整備している。

 このうち初期救急では、休日夜間急患センターや在宅当番医制などにより比較的軽症の救急患者の診療が行われている。また、二次救急では、病院群輪番制などにより中等症の患者で入院や手術を必要とする救急患者の診療が行われている。三次救急を担う救命救急センターは、これら初期救急や二次救急では対応できない、生命の危機を伴う重症・重篤な救急患者に対する救命措置や高度な医療を総合的に行うこととされており、初期救急・二次救急医療施設及び救急搬送機関からの救急患者は、原則として24時間必ず受け入れなくてはならない。

 そのため、これに対応できる設備や、重症で複数の診療科領域にわたる重篤な救急患者に対応できる専門医の配置等が求められている。また、救命救急センターはおおむね100万人に対して1カ所を目標に整備が行われ、2008年2月1日現在、全国で計209カ所(一般の救命救急センター171カ所、より高度な救急医療を担う高度救命救急センター21カ所、20床未満の小規模の新型救命救急センター17カ所)と量的にはほぼ充足されてきている。しかし、新たに整備されつつある精神科救急、小児救急、周産期等の専門分野別の救急医療体制との連携が不十分であるなどの質的な体制整備の問題が浮上しており、07年12月に設置された厚労省の「救急医療の今後のあり方に関する検討会」が、今後の救命救急センターの整備について検討を行っているところである。

2.三重大学医学部附属病院の救命救急センターについて
 昨年まで中勢伊賀保健医療圏において未設置であった救命救急センターについて、6月1日より県下の4番目として三重大学医学部附属病院に設置することにより、関係医療機関等との連携体制のもと、生命に関わる緊急度の特に高い救急患者の医療提供体制の確保を図っています。

3.2009年映画「神様のカルテ」について
 公開されている映画「神様のカルテ」の医療監修を、三重大学医学部附属病院、救命救急センター長の今井寛教授が担当された。
 『映画パンフレットに「いま医療の現場でおこっていること」と題し、今井教授へのインタビューと、これまで医療監修に携わられた作品リストが記載されています。なお、「神様のカルテ」は伊勢でロケされた「半分の月がのぼる空」と同じ深川栄洋監督の作品 です。』

 センター長の抱負も聞かせていただきましたが、救命救急センターのリーダーとして本院における救急診療の充実や重症患者の集中治療に取り組まれています。救急医療を志す若い人が一人でも増えるようにと、救急医学教育にも心血を注ぎたいと張り切っておられます。本院の救命救急センターの充実、津市内や伊賀地域の二次救急輪番病院との連携強化、県内の他の救命救急センターとのネットワークの緊密化、ドクターヘリなどのインフラの有効活用などにより、三重県全体の救急医療が着実に充実されていくものと確信します。先生はじめ救命救急センターのスタッフ一同のご活躍を期待すると同時に、職員にも精一杯応援しましょう。

4.チーム医療について
 救急医学総会で今井センター長より、「チーム医療を推進しようとすると、反発勢力がどうしてもある」と問題提起。医師からは「最大の反発勢力は医師。エゴの塊」「400-500床クラスの病院では、トップダウンで決めても看護師など面従腹背のスタッフが多い」といった声も上がった。そこである医師から「チーム医療アプローチ制度」を紹介した。同制度は、診断や治療が困難だったり、合併症が複数あったりする症例を対象に、複数診療科によるアプローチを支援する取り組み。制度がスタートした昨年8月から今年9月までに、23症例に関与した。このうち診断が困難だった14症例では、救急診療科からの要請を受けて同委員会が他診療科にアプローチを呼び掛け、延べ17診療科が支援。確定診断や治療方針の決定が円滑になった。

 そして、チーム医療の推進について「下から起こってくるものではなく、トップダウンが非常に重要。大学の方針としてチーム医療を掲げて、その旗の下に動く体制にしないと駄目だ」と指摘した。また、「看護師などのコメディカルが発言する機会はそれほど多くない」と述べ、チーム医療を円滑にする上では、現場の意見を吸い上げて改善につなげることが重要だとも強調した。

 公立陶生病院(愛知県瀬戸市)の市原利彦・救急部主任部長は、チーム医療円滑化の秘訣として、「他職種からの共感を得ることが最大のポイント。救急だけが突っ走るとうまくいかない」とする一方で、「ずっと良い人でいるだけでなく、理不尽な先生に対しては、言うことは言うべき」とも述べている。

5.救急医の役割について
<救急診療体制と救急医の役割>
 救急外来(ER)では、一次から三次まで年間約20000名(徒歩受診約16000件、救急車搬入約4500件)以上の救急患者様の受け入れを行っている。
 徒歩受診患者は各科医師の持ち回りによる病院当直医が診療します。
 救急専従医は24時間365日体制で救急車搬入全てに対応しており、二次救急疾患では各科専門医に引き継ぐまでの初期診断・治療(Advanced Triage)を担当し、三次救急疾患については自らが主治医となり初期診療から集中治療を担当します。また徒歩受診患者の急変にも対応しています。

6.<救急搬送>県内外7病院で受け入れ拒否、三重県伊賀市の78歳女性死亡(2010.04.03 )
『三重県伊賀市に住む女性(78)が昨年3月、救急搬送を要請した県内外の7病院に「専門医の不在」や「処置多忙」を理由に受け入れを拒否され、2時間以上かかって到着した津市の病院で死亡していたことがあった。

 伊賀市消防本部によると、女性は1人暮らしで、3月19日午後5時20分ごろ、自宅の居間で血を吐いて倒れ、近所の住民が119番。約4分後に救急隊が到着した。

 隊員は、消化器系の疾患と判断。この日の救急患者の受け入れを担当する同市内の総合病院に受け入れを打診したが、専門医の不在を理由に断られた。さらに津市や同県鈴鹿市など周辺6病院にも打診したが受け入れられなかった。
 救急車が到着してから約70分後、現場から約50キロ離れた津市の病院が受け入れに応じ、約50分かけて搬送したが、病院に到着する直前に心肺停止状態となった。女性は翌日午前8時25分ごろ、出血性ショックのため死亡した。

 伊賀市と、隣接する同県名張市では、08年4月から両市内の3総合病院が日替わりで夜間や休日の2次救急患者を受け入れる輪番制を導入しており、深刻な勤務医不足の状況が続いており、受け入れ不可能だったという。』

 このようなことが2度と起こらないようにしたいものだ。来年2月からは、三重県でのドクターヘリがスタートする。現在の救急車は、病院まで「45分」かかるが、このへりでは要請から「5分」で出発でき、「12分」で治療開始できるので、効果が期待できる。

7.救急車について
 今年上半期の救急出動件数は278万3873件で、前年同期から16万3416件(6.2%)増加したことが、総務省消防庁がまとめた「上半期の救急出動件数」(速報値)で分かった。救急搬送人員は、13万2386人(5.5%)増の252万2462人だった。

 出動件数を都道府県別に見ると、東京が35万2333件で最も多く、以下は大阪25万2336件、神奈川19万8801件、愛知14万9141件などと続いた。

 一方、出動件数の増加率は、東日本大震災で被害の大きかった宮城、岩手の両県が高く、それぞれ24.4%(1万617件)、21.1%(4555件)だった。出動件数が減少した都道府県はなかった。

●救急車を上手に使いましょう!!~救急車の適正利用のお願い~
 近年、救急車の出動件数は増加傾向であり、救急隊の現場までの到着時間も遅くなっています。また、救急車で搬送された人の約半数が入院を必要としない軽症という現状もあります。

 119番で出動要請を受けると、最寄りの消防署・出張所から救急車が出動しますが、その救急車が出動中の場合は、より遠方の消防署・出張所から出動することになります。
 このような利用が増えると、生命に危険がある傷病者を待たせてしまいます。

 症状に緊急性がなくても、「交通手段がない」、「どこの病院に行けばよいかわからない」、「便利だから」、「困っているから」と救急車を呼ぶ人がいます。また、「平日休めない」や「日中は用事がある」、「明日は仕事」などの理由で、救急外来を、夜間や休日に受診する人もいます。
救急車や救急医療は限りある資源です。

 いざというときの皆さん自身の安心のために、救急車の利用について、今一度考えてみましょう。
みなさまのご理解とご協力をお願いします。
緊急性があり本当に救急車が必要なときは、 ためらわずに救急車を呼んでください。

●●●救急車の正しい使い方(119番通報)
1.救急車を呼ぶときは、次のことを落ち着いて知らせてください。
●所在、目標物 ●傷病者の人数、性別、年齢
●傷病者の容態 ●連絡者の氏名と電話番号

2.救急車が到着するまでに次のことを行ってください。
●応急手当 ●救急車の現場への誘導

3.救急隊が到着したら次のことを話してください。
●救急隊が到着するまでの傷病者の容態の変化
●救急隊の到着までに行った応急手当の内容
●持病があればその病名と、かかりつけ病院名

※消防署では、各署所に救急車を配備していますが、緊急でない場合はご遠慮ください。
 本当に救急車を必要である方が利用できなくなる場合があります。
 自分で病院にいける場合は、自分で病院へ行ってください。なお、病院の紹介を受けたいときは、医療情報案内をご利用ください。

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プロフィール

ゆきまつ

Author:ゆきまつ
幸松(ゆきまつ) 
   孝太郎(こうたろう) 
65歳
住所:名張市百合が丘西2ー86
職業:名張市議会議員(無所属)
家族:妻、二男一女の5人家族
座右の銘:
”Mastery for Service
(奉仕のための練達)”
「”社会の中で輝いた生き方”をするために!」

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