FC2ブログ

 ゆきまつ孝太郎活動報告〔無所属〕

名張市議会議員【2期目】 教育民生委員長

2011-09-17 [ Sat ]
テーマ:名張活性化

 先日、富士宮市焼きそば学会に渡邉会長、同じく専務の富士宮市役所フードバレー推進室長に訪問したが、本日礼状が届いたので、その時の視察報告を紹介したい。この報告書を基に9月12日の一般質問を行った。

『名張市議会の会派みらい視察報告書 9月5日付け                 
 ●視察日時:平成23年8月31日
 ●場所:富士宮市の富士宮やきそば学会
 ●面談者:富士宮やきそば学会(渡邉会長と渡辺専務)
 ●視察者:会派みらい 幸松孝太郎
 ●視察の目的:平成25年か26年に名張市へB級ご当地グルメ「中日本・東海B-1グランプリ」を名張に誘致できるのかを確認し、市に提案することである。

1.富士宮市の富士宮やきそばの経緯
 今回視察した富士宮市の経緯は、静岡県の北東、富士山の西南麓に位置し、南北およそ29Km、東西およそ19km であり、面積は314.81k ㎡。人口は約12.5 万人。
平成11 年12 月に中心市街地の活性化方策を探るため、市と商工会議所が住民参加によるワークショップを開催し、現地調査をもとに平成12 年3 月に計画を提案した。ワークショップの中で、富士宮独自のやきそば麺を使ったやきそば店が市内に多数存在していることに気付き、店の数を調べてみたところ、150 店ほどのリストがすぐに出来上がった。富士宮のやきそばは、蒸し麺であるため普通のゆで麺に比べて大量生産ができず、さらに保存も利かないため、流通に流せない。そのため、富士宮独自のやきそばがこの地域だけに残っていった。
富士宮のスーパーでは、ゆで麺ではなく、蒸し麺が並んでいるのが日常的な光景となっている。平成12 年11 月に、この富士宮独自の硬い蒸し麺をPR し、まちの活性化につなげようと、「富士宮やきそば学会」として発足した。まずは「食べてみなくては」と、20人ほどの会員が「やきそばG 麺」となり、調査表を片手に市内のやきそば店の食べ歩きをすることから活動が始まった。

2.Q&Aふうでまとめたもの
Q.ワークショップ開催までの経緯について
A.平成10 年の「まちづくり三法(中心市街地活性化法・大店法改正・都市計画基本法の改正)」により、やる気のあるところだけを行政は支援するという方向になった。また、この頃10 数億円をかけて商店街の電線地中化・歩道の拡張・シースルーシャッターの設置などを行った。そのような中、駅前に大型商業施設が来ることになり、商店街は危機感を持ち、従来のハード整備だけでは消費者は商店街に帰ってこない、と考え平成11 年にワークショップを開催。当時としては革新的に市民の参加を促した。これはマスコミにも大いに取り上げられたが、役所内では反対の声もかなりあった。

Q.ワークショップでの行政の支援体制について
A.行政側にプロジェクトチームを結成し、ワークショップの際に、プロジェクトチームが各自の専門分野に関する法律・条例等を説明する。プロジェクトチームは、横断的な20 近い関係部署・組織で結成し、警察も参加した。進行をスムーズにするために、行政はひたすら裏方に回り議論には口出ししなかった。
 特に欠席者へのフォローを入念に行い、皆が議論についていけるよう配慮した。この辺りの細かい作業は、すべて行政で委託したコンサルに任せた。

Q.ワークショップの参加の呼びかけについて
A.地域の各団体の長にワークショップの開催について連絡するが、長自身ではなく「まちづくりに関心のある人」に参加してもらうようにした。さらに市内の中学校・高校に声を掛け、まちづくりに興味のある若者も多く参加してもらった。彼らの参加によって、「いつもの会議とは違う」という印象を与え話題性も大きかった。参加者の中には納得のいかない反応をする者もいたが、グループをひっぱっていく若者も現れた。
ワークショップには60 名の市民が参加し、6 つのグループに分かれて議論した。多くは市役所から目星を付け、声掛けを行って集めた市民であり、その中に商店街における利害関係のない人を多く入れたため、自由で活発な意見交換が行われた。

Q.ワークショップからやきそば学会設立までについて
A.ワークショップでは、2 年間ずっと同じグループで議論し、意見をまとめた。このとき1つのグループが「富士宮のやきそば」の独自性に気付いたことがきっかけとなり「富士宮やきそば学会」を設立。ここに事業者・行政は関与していない。ただし、市役所職員が個人的に学会に入っているということはある。学会会長のギャグのセンスと、矢継ぎ早に情報を発信したことでマスコミから注目され急成長した。飽きられない情報発信のコツは、「話題性・ストーリー性・わかりやすさ」。これらを備えた情報を断続的に発信していくことで、付加価値がついていく。

Q.富士宮やきそば学会への市からの補助金等について
A.富士宮の特産といえば「ニジマス・牛」という固定観念が強く、当初は議会からも「なぜやきそばなのか」といった声もあったが、市民の活動であり、行政からの補助金も出ていないので、自由な活動ができた。その声も次第に「なぜ、やきそば学会に補助金を出さないのか」という声に変わっていったほどであるが、現在は逆に市から補助金を使って協働事業を実践している。(例、ニューヨーク出店等)

Q.富士宮やきそば学会の活動目的について
A.「富士宮やきそば」を売り込むのは、収益を増やすのが目的ではない。まちの活性化を目指しているので、それが「お好み焼き」でも構わなかった。事実、やきそばに続く話題づくりとして「富士宮お好み焼き」等のPR も進めている。

<まとめ>
 7月に視察した行政主導の横須賀市(横須賀海軍カレー)とは対照的に、初期段階より市民主導で、「やきそば」という資源を活かした地域のブランド化を行っている。ただし、そのきっかけは行政の呼びかけによるワークショップであり、ここに今後の行政の支援の1つのヒントがあるように思える。市民主導の活動であり、行政の補助金を活用していないことからも、しがらみ等は一切なく、市民の発意で次々と新規事業を進め、「やきそば」の次の活動として、まちかどギャラリ-やフィルムコミッションへと、非常に活発である。今回の視察では、やきそば学会の渡邉会長と渡辺専務の話からも、このような中心人物が、まちづくりには欠かせないということを、改めて感じた。また、同じ行政職員として、渡辺専務のように、担当部署が変わっても熱い思いを持ち続け、学会の活動を推進されている個人の存在の大きさを改めて感じることができた反面、個人に頼らない行政としての組織的な支援が必須である必要性を感じた。

3.このようなB級ご当地グルメの大会を主催している「富士宮やきそば学会」の概要
①B級ご当地グルメとは、
B級ご当地グルメとは、安くて旨くて地元の人に愛されている地域の名物料理のことを言います。現在、こうした食でまちおこしをしようとしている団体・グループが年々増えています。それぞれの団体が遊び心をもって食で地域おこし活動を行う中で、料理自体の認知度アップが図られ、観光客の誘客や飲食店の活性化などにつながっている例も出てきております。

 一方、そうした事例を目にしながらも、思ったような成果を挙げられずにいたり、また、PRしたい料理はあるのに、効果的な方法がわからずにスタートを切れないでいるケースもあります。B級ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会(通称:愛Bリーグ)は、第1回B-1グランプリに出展した団体が中心となって2006年7月に設立致しました。今後は、既に活動を始めて成果を挙げている団体・グループだけでなく、愛Bリーグを足がかりに活動を本格化させていこうという団体・グループにも広く参加していただき、情報の共有や「B-1グランプリ」等のイベントを行いながら、全国的なネットワークを築いている。

 そのポイントは「B級」にではなく「ご当地」にあります。地域それぞれが持つ魅力を「ご当地グルメ」という旗の下にPRする方法が実を結んでいるのです。「B級」は「下品な」とか「安物」という意味ではありません。普段から口にすることができない高級料理や高額な食材ではなく「誰でも手が出る気軽な食べ物」を表わす記号です。

②439億円の推計経済波及効果(平成13年から21年度までの9年間)
・観光客(県内日帰り客)126万人(消費額 約70億円)、
・観光客(県外日帰り客)219万人(消費額 約162億円)、
・ツアー客 約7.8万人 (消費額 約6.4億円)、・視察 180団体 (消費額 約0.3億円)、
・イベント参加166回 ((消費額 約0.56億円)・メディア等による波及効果 テレビ・新聞・雑誌・ラジオ (約12億円)
※材料費や一般小売店の売上額などを入れると総額439億円の波及効果と発表している。

③B-1グランプリの動員数
・全国大会:第1回八戸 1.7万人 第2回富士宮 23万人 2010年の第5回厚木大会では43.5万人 来年の姫路:約50万人の動員数である。
・中日本大会:今年は、豊川であるが、最低10万人以上ほぼ15万人の動員数である。

4.まちおこし団体連絡協議会(通称:愛Bリーグ)の正会員になるための前提条件
現在、名張の隠(名張)牛汁協会は、準会員であるため、正会員になることが求められる。
 .名張市のご当地グルメとして売り出し中の「伊賀牛 牛汁」であるが、今まで以上に地元での知名度向上が必要のため、11月の隠なばり街道市やとれたてなばり&消防フェスタなど市の行事や地域の公民館祭り・市民センター祭り等いろいろなイベントに参加して、名張市民への知名度をあげる。

.市として9月24日25日『中日本・東海B-1グランプリin豊川』に参加して、全国へアピールして、名張市の認知率を高める。
 隠(名張)牛汁協会「牛汁」では、名張のまちづくりを目的として、名張商工会議所青年部、社団法人名張市観光協会・名張市との協力体制ができていると伺っている。
 この大会で、初出場、初優勝を勝ち取り、来年の姫路、北九州で上位入賞を目指し、誘致の資格条件である正会員や活動報告で実績をあげられるように市の強力なバックアップが必須である。

5.B-1グルメ『中日本・東海B-1グランプリin名張』に向けての誘致提案
①そのためには、
.市民の応援が一番である。
 名張市で16店のお店で販売しているが、もっと販売店が増える必要がある。
.市の強力な支援が必要である。
 特に、市長を筆頭に副市長、産業部長、商工観光室長、観光担当室長など全庁を挙げての支援。
.情報の発信が必要である。
  青年部や観光協会のHPのスタートを早くしてほしい。 
誘致作戦 コミュニケーションから見た場合、情報発信
・そしてどこでするか:名張中央公園全体(野球場や陸上競技場など)
・情報端末活用(携帯、スマートフォンなどのアプリ)
・インターネット活用
 ・広域化による伊賀市との連携(駐車上対策、安全対策・環境ごみ対策など回遊できる機能)
・地元事業者との連携及び接客サービス(商店街、温泉、温浴・とれたて名張交流館、キャンプ場等
 のレジャー施設など)

6.名張市の観光行政の強化策について
①観光室への自立
 集客都市“なばり”を実現するためには、市の総合計画に掲げている基本方針を実践するため、いまのような商工観光室で観光担当室長のようなミックスした組織ではなく、明確に「観光室」というような名前で、市が施策や事業を考え、観光都市なばりをアピールできるように展開してほしいものである。
②総合計画の3つの施策を実践すること。
 現在、1つ目の施策は、「魅力ある観光地づくり」を目指すために、エコツーリズムの取組みを推進しようとしている。
 2つ目の施策は、「集客交流機能の向上」を図っていくために、このB-1グルメ『中日本・東海B-1グランプリin名張』の誘致が成功すれば、2日間で約15万人のお客が名張を訪れることになる。このお客に名張の自然(赤目四十八滝、香落渓など)、歴史文化(夏見廃寺、やなせ宿、名張藤堂家邸など)などの観光地の良さがわかってもらえればリピーターとして期待ができることは「富士宮やきそば」で実証済みである。
 3つ目の施策では、「広域観光戦略」として、特に伊賀市との連携が強化でき、伊賀市の観光地と名張との回遊が実現できることになる。
 いずれにしても名張市総合計画や産業振興ビジョンで掲げている観光行政を本気で取り組むことが必要である。

 

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://ctj07146.blog33.fc2.com/tb.php/491-1ff235cf

 | HOME | 

2019-09

  • «
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • »

義援金募集

FC2「東北地方太平洋沖地震」義援金募集につきまして

カレンダー

08 | 2019/09 | 10
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

プロフィール

ゆきまつ

Author:ゆきまつ
幸松(ゆきまつ) 
   孝太郎(こうたろう) 
65歳
住所:名張市百合が丘西2ー86
職業:名張市議会議員(無所属)
家族:妻、二男一女の5人家族
座右の銘:
”Mastery for Service
(奉仕のための練達)”
「”社会の中で輝いた生き方”をするために!」

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR