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 ゆきまつ孝太郎活動報告〔無所属〕

名張市議会議員【2期目】 教育民生委員長

2011-08-11 [ Thu ]
テーマ:医療

 厚生労働省は先月、精神疾患を、がん、脳卒中、心臓病、糖尿病と並ぶ「5大疾病」と位置づけ、重点対策を行うことを決めた。
 諸外国に比べて遅れている精神医療の充実が期待できるが、課題も山積している。
 同省の2008年の調査では、精神疾患の患者は323万人にのぼり、237万人の糖尿病、152万人のがんなど他の4大疾病を大幅に上回った。

 今回の国の決定を受けて、各都道府県は、患者を減らす予防策や医療機関の連携強化などの医療計画を練る。その計画の柱となるのが、訪問診療や訪問看護などの在宅医療の充実だ。

 厚生労働省の調査によると、日本の精神病床数は35万床弱(09年)で、全病院の病床の約2割を占めている。平均在院日数は300日を超え、長さは世界でも突出している。

 一方で、精神病床の医師数は一般診療科の3分の1でよいと規定されており、幻覚や妄想に苦しむ統合失調症の患者に対して、手薄な入院治療が長い間行われてきた。
 患者の中には、在宅で十分な医療支援を受けられないため、長期入院を強いられる「社会的入院」も少なくない。厚労省の患者調査では、社会的入院は約6万2000人にのぼる。
 在宅医療の充実は、こうした不必要な入院を減らし、患者の社会復帰を促すなど、従来の施設収容型の精神医療を大きく転換させる契機になると期待される。

 また、未受診の患者を発症の初期に見つけて、悪化を防ぐ早期支援体制も拡大が予想される。
 統合失調症は、発症してすぐに治療を始めると脳のダメージが少なくなり、悪化や再発がしにくくなるという研究がある。しかし国内の患者は、発症から医療機関にかかるまでに平均17か月かかっており、早期に医療機関にかかれる体制づくりが求められていた。

 国立精神・神経医療研究センターの大野裕・認知行動療法センター長は「在宅医療が拡大すると、医療チームが患者の生活環境を改善しやすくなる。早期に対応すれば、薬物療法だけでなく、考え方の偏りを修正する認知行動療法も活用できる」と、5大疾病に位置づけられた意義を語る。
 ただし、課題もある。

 統合失調症では近年、誤診が多いことが専門家の間でも指摘されるようになった。特に、知的障害がないのに、円滑な対人関係を築けない「高機能広汎性発達障害」の人たちの特徴が、統合失調症の初期症状と誤解されてしまうのだ。

 これらの人たちに統合失調症の薬を投与すると、少量でも精神状態が著しく悪化するケースが多い。長男を誤診された母親は「今のままで早期発見の対策を推し進めると、被害者が増えかねない」と訴える。

 診断の問題は、うつ病でも存在する。大阪市で先月開かれた日本うつ病学会総会で、講演した複数の精神科医が「抗うつ薬の販路拡大を目指す製薬会社のキャンペーンに影響され、診断が過剰になった側面がある」と語った。
 病気ではないのにうつ病と過剰診断した結果、対人関係を原因とする一時的な落ち込みにまで抗うつ薬が処方され、休職期間をかえって長引かせた。

 今回のうつ病学会総会で製薬会社がPRに最も力を入れたのは、そうとうつ状態を繰り返す「双極性障害」だった。ある精神科医は、会場でこう皮肉った。
 「製薬会社の活動で、今度は双極性障害の“患者”が急増するだろう」
 薬物治療についても、統合失調症患者に不適切な薬を大量に処方する多剤大量投薬の問題が残る。抗うつ薬の服用で、自殺衝動が表れる人がいることも問題になった。

 今後、5大疾病の治療の一翼を担う精神科医の責任は、ますます重くなる。もちろん、国・県・市の支援も重要になってくる。4月から名張市在宅支援センターが開設されているが、これから社会の信頼を得るためには、関連施策が精神医療の問題点を含め洗い出し、対策を早急に講じる必要があるのではないか。(読売新聞より一部引用)

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プロフィール

ゆきまつ

Author:ゆきまつ
幸松(ゆきまつ) 
   孝太郎(こうたろう) 
65歳
住所:名張市百合が丘西2ー86
職業:名張市議会議員(無所属)
家族:妻、二男一女の5人家族
座右の銘:
”Mastery for Service
(奉仕のための練達)”
「”社会の中で輝いた生き方”をするために!」

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