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 ゆきまつ孝太郎活動報告〔無所属〕

名張市議会議員【2期目】 教育民生委員長

2011-07-30 [ Sat ]
テーマ:在宅介護

1.加齢に伴い在宅介護が必要になる時
 ある専門誌によると『加齢に伴う体の変で最初に感じるのは、筋力の低下かもしれない。筋肉量の減少は、すでに30歳ごろから始まり、代わりに体脂肪が増加してくる。ただし、これらは定期的な運動によって、その進行を食い止めることもできる。
 40歳を過ぎるころから、近くにある対象物に焦点を合わせづらくなる老眼が始まる。やがて、60代頃になると、高い音が聞こえづらくなる加齢性難聴も始まる。また、心臓の収縮力が低下すれば、運動など負荷がかかった時に息切れしやすくなり、中枢神経系の機能が低下すれば、バランスを保つ能力のとっさの判断能力が衰えてくる。70歳の人の神経伝導速度は、30歳の人に比べて1割近く低下する、という研究結果も報告されている。

 だが、こうした老化は、体の部位ごとに時期や現れ方が異なるため、日常生活に大きな支障を来すこともない。大きなケガや事故につながらないよう、眼鏡や補聴器など補助的な器具を用いたり、自動車の運転や自転車に乗る際にはこれまで以上の注意を払う必要があるくらいだ。
 ただ、75歳を過ぎた頃から、全般的な機能低下が顕著になる。今年の猛暑により、熱中所で死亡した人の多くは70歳以上。高齢者の体は、体温の調節機能が低下しているため、体に熱がたまりやすく、また、のどの渇きも感じにくいのだ。

 低下するのは身体的な機能ばかりではない。「火の扱いが心配だ」とか、日用品の使い方がなかなか覚えられないとか、台所に立てないようになるとか、食事に無頓着なったりとか「高齢者の体はただえさえ、脱水症状や低栄養になりやすいのに心配でならない。」となっているようだ。

 年代別人口に占める要支援・要介護認定者の割合は、65~69歳では、2.7%にすぎないが、80~84歳では、27.7%、85歳以上では56.9%にまで増える。

 ほかのデータでは、日本人の平均寿命は男性79歳、女性86歳(10年)だが、WHOは02年から、健康で自立した生活ができる期間を示した「健康寿命」を提唱しており、日本の場合、男性73歳、女性78歳(08年)。平均寿命と健康寿命の差が、健康で自立した生活を送ることができず、介護を必要とする期間である。もちろん、最後まで介護を必要としない人もいるが、平均すると、男性で6年間、女性で8年間の「非健康な期間」を過ごしているとされる。
 介護が必要なった原因として、上位には、脳血管疾患、認知症、間接疾患や骨折・転倒などが挙がる。これらはそれぞれ、血管の老化、脳の老化、骨の老化から起こるものだ。しかし、実はいずれも、「食事、運動、生活習慣を正すことで、そのリスクを減らすことができる」(東大医学部老年病科大内教授)

 <資料>介護が必要になる疾患 1位脳血管疾患(脳卒中)27.3%、2位認知症(18.7%)、3位高齢による衰弱(12.5%、4位間接疾患(9.1%)、5位骨折・転倒(8.4%)、6位心疾患(心臓病)、パーキンソン病(3.1%)、8位糖尿病(2.8%)、9位脊髄損傷(2.4%)、10位呼吸器疾患(2.3%)、悪性新生物(がん)1.8%、視覚・聴覚障害1.1%、その他7.2%・・・・厚生労働省「平成19年国民生活基礎調査」』

2.H市のH診療所の医師と居宅介護支援専門員の会話から、在宅で看取ることの意義(私も会員である研究会)
①H地域の居宅介護支援専門員から
 2030年には医療機関でも介護施設でも自宅でも看取ることのできない、つまり死に場所がない人が47万人、H市に単純にスケールダウンして約450人、その方々をどのように看取っていけばいいのか?
その答えの一つがこの在宅支援研究会でも議論が深化している総合医、家庭医の存在にある、
そして家庭医がお金で都会に持って行かれないためには、地域がその医師を愛しているかどうかにかかる!
つまり地域住民の役割、姿勢も大事なんだというメッセージでした。

 私は単なる一ケアマネとして先生方と患者様(我々の呼び方なら担当者もしくは利用者、お客様)およびそのご家族様の橋渡しをしながら介護のサービス調整を行っているわけですが、今後ますます増えていくであろう単身世帯などでは、確かにケアマネは知らず亡くなっておられた場合の第一発見者になる可能性が高い!
(昨年も私自身1件ありました)
この死に場所がない47万人の話は、日々実感しており、このような地域にはやはり絶対にしたくはありません。

 その際に必要なのは、まさに医療介護が一体となった上に、地域住民も巻き込んだ大きな「顔の見える関係」なんだろうな、と思いました。
そしてH懇話会や福祉モール、図書館ネットほか様々な立場の方々を巻き込んだ圏域が創りだされてきているこの地域にいられる幸せを感じるとともに、その一員として自らには何ができるのだろうか?と深く考えさせられました。

②H診療所の医師の返事
 在宅看取りができる環境かどうかは、以下のような区分けで判断されるのではないかと思うのですが、如何でしょうか。
(1)医療・介護などを受ける本人は、在宅看取りを希望しているのかどうか
(2)医療・介護などを受ける本人の希望を、住宅事情や家族構成も含めて、家族は受け入れられるかどうか
(3)在宅看取りが叶わない場合、介護施設は受け入れられるかどうか
(4)在宅看取りを医療施設が担えるかどうか

 H地域、とくにうちの診療所に通院されいている or訪問診療している患者さんの多くは上記の(1)を当然のこととして考えられている方が多いように思います。そのために(2)のような環境調整をどのようにするか皆で知恵をしぼっているのが現状のようで・・・というとカッコいいのですが、じつは在宅看取りもそう簡単なもんではありません。
じつはH地域内でも集落毎に様子が違います。
在宅看取りの多い集落もあれば、そうでない(病院や施設を希望される)集落もあります。
集落毎に住宅環境や高齢化率が違うわけではありません。
「文化」が違うのです。在宅看取りを当然のこととして受け入れ、それを実践する「文化」が栄えているかそうでないかの違いがあるようです。

 在宅看取りをすすめるために介護スタッフ、看護スタッフ、医師が連携し環境を整えることは当然必要です。
そして、それ以上に在宅療養あるいは在宅看取りという選択肢が、特別なものでないということを一般の方々に知っていただくことが上記の「文化」になっていくのかと思います。

 これを作り上げるのは我々専門職だけではできません。
行政やメディアの方々を含めて情報発信していただいて、自分たちの地域ではどのような選択肢がありるのか、そして自分はどうしたいのかを日頃から考えていただく。
こんなことを考えています。

その際に必要なのは、まさに医療介護が一体となった上に、地域住民も巻き込んだ大きな「顔の見える関係」
なんだろうな、と思いました。
そしてH懇話会や福祉モール、図書館ネットほか様々な立場の方々を巻き込んだ圏域が創りだされてきている
この地域にいられる幸せを感じるとともに、その一員として自らには何ができるのだろうか?と深く考えさせられました。

 名張市においても最近「名張市在宅支援センター」が開設され、市民の相談支援をスタートいたしました。H地域のような在宅支援研究会や医師会など医療介護が一体となった動きは、まだまだスローですがこれからしっかり見守っていきたいと思っています。支援センターの報告は、後日にいたします。

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プロフィール

ゆきまつ

Author:ゆきまつ
幸松(ゆきまつ) 
   孝太郎(こうたろう) 
65歳
住所:名張市百合が丘西2ー86
職業:名張市議会議員(無所属)
家族:妻、二男一女の5人家族
座右の銘:
”Mastery for Service
(奉仕のための練達)”
「”社会の中で輝いた生き方”をするために!」

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