ゆきまつ孝太郎活動報告〔無所属〕

名張市議会議員【2期目】 教育民生委員長

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2013-03-22 [ Fri ]
テーマ:地域おこし

 今日は昼から「自治創造塾」に参加した。三重県・各市町の職員や市町の議員が、約30名ほどであった。
研修内容は、3部構成で、坂元英俊・観光地域づくりプロデユ―サーによる基調講演と高山美佳・地域デザイナーによる基調講演、最後は、このお二人がパネラーと福井隆・東京農大コーディネーターによるパネルディスカッションであった。
 昨年、会派の視察に熊本県の大阪事務所を訪れた時に所長から、「阿蘇ゆるっと博」を推奨されていた。その話が具合よく聞くことができた。そこでわかったことは、阿蘇神社門前町商店街の復活の立役者は、財団法人阿蘇地域振興デザインセンターの坂元英俊・事務局長であった。

 阿蘇地方には1900万人もの観光客が訪れながらも、誰も商店街にはやってこなかったのですが、坂元先生が関わることで、周辺地域のみならず、遠くからもこの商店街を楽しみにやってくる人たちがたくさんいるという状態に変化。阿蘇地域の商店街や農村集落、自然などをバスや車、歩きで回遊して楽しむ阿蘇町巡りガイドブックも作られるようになったそうです。

 この坂元先生の考え方は、名張の商店街を考える上でのヒントになると思いました。

 まず、商店街からの「どうすれば、観光客が来てくれるのか」という最初の問に対して、「『どうやったら人が来てくれるか』ではなく、『どうすれば来た人が30分でも過ごせるようになるか、それを考えるべきではないか』」と問いかけます。

 観光客はあくまでもプラスアルファのお客であり、商店街である以上、まずは買い物に来る客を前提に考え、その場合の品物は何で、少しでも長く過ごしてもらうためには何ができるかということを考えるべきだというのです。

 当たり前の話のように思えますが、このようなことを考えても、そういう努力をしているところは少ないと思います。

 そして、ここで売りたい品物についても、考え方は筋が通っています。

 あれもこれもと売りたいものを提示する商店主に対して、一つに絞ることの大切さを説き、商品の開発絞り込みを指導しました。そして、いくつかの店の売り物が決まったら、積極的にTVなどのマスコミを利用し宣伝する、加えて特産品マップの作成をアドバイスするなど、阿蘇地域振興デザインセンターとして積極的に関わっていったそうです。

 ここの商店街の場合は、阿蘇特産のジャガイモに馬肉を用いた「馬(ば)ロッケ」や、日替わりメニューをやめて、田舎風の五目飯が一杯つまった「田舎いなり」というものを一番の売りにしました。


 それから、印象に残った言葉に「暮らす町の自慢を3つ以上言える自分になりなさい」というものがあります。

 自分が暮らす町で、好きなことや好きなところを3つ作ろうということで、自分たちが住んでいるその場所がどれだけいいかを実感し、その実感を人に伝えることができるかということです。

 これもまた当たり前のことですが、生活の場となる商店街で、その生活の場を好きになれない商店主が「いくらいい商店街だから来てくれ」と言っても説得力はありません。


 阿蘇の商店街の場合は、10年以上にわたって植えられた桜やコナラの街路樹があり、それが商店街の特徴になり、商店街に植えられた満開のソメイヨシノを見るために、大勢の人々がこの商店街を訪れるようになりました。

 また、「好きなものは何か」と問われて思い出した水基(みずき、水を飲むところ)が古く汚くなっていたのを、整備し直しました。


 これらはあくまでヒントであって、そのまま真似しても仕方がないと思いますが、参考にしながら自分たちのまちのことを一度よく振り返ってみると、良いのではないかと思いました。

 次に高山先生は、各地の沢山のまちおこしプロジェクトに関わっておられ、例えば、久留米のまち旅の企画・運営者のお一人としてパンフの制作にデザイナーとして楽しく活動をしておられます。近くでは、隣接する柳川市で、昨年度立ち上がった柳川物語研究所の中心人物でもあります。写真と文字という単純な素材を使いながら、いかにそこに地域に蓄積された魅力的なものやコトを盛り込み、人々の思いと制作者の魂を込めて伝えるか、その仕事の大切さを改めて教えていただきました。

 地域に根ざして、地域の情報を内外に発信していく際に、あるべき基本的な姿勢を学ばせていただきました。この話は、名張市での具体的なまちおこし提案へのヒントを、沢山いただけたようにも思いました。ご講演いただきました坂元先生や高山先生、並びに参加いただきました三重県職員や市町の議員の皆様、意見交換も含め有り難うございました。

 
 ちなみにプロフィールは、LOCAL & DESIGN株式会社 代表取締役/地域デザイナー
長崎市生まれ。広島大学総合科学部卒業後、(株)リクルートコスモス入社。在籍中に地域、企業、行政協働による地域活性化を行うイギリスのグラウンドワーク活動に感銘を受け、退職後、98年にU PLANNING & DESIGNを設立。那覇市の「笑うマチグヮー」など、地域の人々の写真と言葉を軸に、独学のデザインによって地域を表現し始める。

2001年、久留米市田主丸町の巨峰農家へと嫁ぎ、「巨峰開植の地・田主丸」の産地ブランド化、耳納北麓の広域連携による観光やNPO活動、そして平成の大合併を地元で経験。後の「久留米まち旅博覧会」をはじめとする、仕組みづくりからビジュアルを生み出す、独特の地域デザイン手法の土台となる。地元久留米のほか、うきは市、柳川市、東峰村、佐世保市、枕崎市など、そのフィールドは広がりをみせ、農林漁業の物語あふれる表現が話題に。2010年、日本観光ポスターコンクール銀賞受賞。

LOCAL & DESIGN(株)を、福岡市天神、福津市津屋崎町、田主丸町の3地域連携で設立。ローカル(地域)に根ざした人材育成とともに、「今あるもの」を編み、伝え、新たな経済と定住につながるデザインを生み出す日々を送っている。耳納連山の麓で、三世代6人家族の田舎暮らし。二児の母。著書など 田主丸ん本(田主丸町50周年記念委員会)/山苞物語(NPO法人みのう地域循環デザインセンター)/みのうの豆本・みのう自慢(みのう悠々交流圏連絡協議会)/絵本・ひろがるつながる(福岡都市科学研究所)/巨峰物語(巨峰開植50周年記念委員会・花書院)/景観のすすめ(柳川市) ほか。

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プロフィール

ゆきまつ

Author:ゆきまつ
幸松(ゆきまつ) 
   孝太郎(こうたろう) 
65歳
住所:名張市百合が丘西2ー86
職業:名張市議会議員(無所属)
家族:妻、二男一女の5人家族
座右の銘:
”Mastery for Service
(奉仕のための練達)”
「”社会の中で輝いた生き方”をするために!」

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