ゆきまつ孝太郎活動報告〔無所属〕

名張市議会議員【2期目】 教育民生委員長

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2013-03-08 [ Fri ]
テーマ:ものづくり

日経に掲載されていた「ポンプ専業メーカーのモノ作り」の記事を紹介しよう。

市田 素朴な疑問なのですが、F1のメカニックとは、どんな仕事をする人なのでしょうか。

津川 F1マシンはドライバーだけが走らせているのではなくて、極端なことをいえば、彼らはエンジンを始動させることすらできません。マシンをきちんと走らせるには、セッティングをはじめとしてあらゆるものを最適な状態にしなければならない。その役割をしているのが、メカニックなんです。

市田 そのメカニックの方はチームに何人くらいいるのでしょう?

津川 僕がやっていた時代は、1台のマシンに2人、だからチームでいえば4人でした。いまでは、ギアボックスとかブレーキとかサスペンションとか、各パーツに分業されていますがね。
杉野 1台に2人!? ということは、マシンの構造のすべてを熟知していなければならないわけですよね。

津川 そうですね。たとえば、ブレーキの調子がおかしい。そのとき、ブレーキのエアを抜くだけなら誰でもできるのですが、なぜエアが発生したか、根本的な原因はどこにあるかを見つけられないと、問題を解決したことになりませんから。

山根 私たちエンジニアも、モーノポンプの構造をきちんと理解している必要があります。トラブルシューティングのときはもちろん、よりよい製品に改善したり、新しい要望に応えたりするときも、全体を知っていないと対応できません。
市田 専門的な技術を磨くと同時に、総合的な知識も身につけてほしい。ということで、わが社では部門を横断するプロジェクトなどをとおして、俯瞰でモノを見られる人材育成にも取り組んでいます。

津川 とても大切なことだと思います。分業化や専門化が進んだF1の世界でも、いま求められているのは俯瞰視できるスタッフ、要求に対して的確な答えが出せるスタッフです。僕が現役のころは少数精鋭でしたから、あれもこれもメカニックに求められた。それだけに、マシンのすべてに精通している必要があったんです。ちょっとでも速いマシンにするためには、頭と腕をフル稼働させて対応しました。トラブルへの対処も同じで…。もし「できない」なんてことをいったら、お尻をポーンと蹴られて、翌日からはお払い箱でしたから。(笑)

杉野 それは、とても興味深い話です。実は兵神装備のエンジニアリングの原点は「できないとはいわない」ということなんです。

山根 お客さまから、モーノポンプでこんなことできないか、という要望があったときも、「できないとはいわない」。社内プロジェクトで新しいことにチャレンジしてみよう、というときも「できないとはいわない」。とにかく知恵を絞って、いろんな可能性を探ってみますね。
津川 それは、エンジニア冥利につきるじゃないですか。

杉野 ときには勘弁してくださいと思ったりもしますが。(笑)

山根 それでも結局は、やってやろう! と腕まくりしている。やりだすと、指先が油まみれになるまで細部にこだわってしまう。

津川 F1では、ご存じのとおり、レギュレーションというマシン開発のうえでの厳しい制約条件があります。このレギュレーションによって全部のチームは同じスタートラインにいるはずなのに、勝ち負けの差がついてしまう。それはなぜか。強いチームというのは、たった100分の1秒、1000分の1秒でも速く走るために、つねによそが考えないアイデアにトライしているんです。面白いことに、いま3強といわれるF1チームは、それぞれ別のポリシーと異なるアプローチからマシン開発をしています。つまりオリジナルの哲学を持ったチームじゃないと勝てないんです。
市田 よそのマネをしないチームが強い!

津川 ええ、そうなんです。なかには、よそのいいとこどりでつくったマシンもあったりしますが。そういった無難なマシンは無難な成績をあげられても、トップに立つことはできません。ある種ピーキーで、とんがったところのあるマシンが勝っている。よそのマネをしたところで、同じ効果や結果が出るものではありませんから。それよりも、ライバルチームのソリューションの本質を理解したうえで、自分たちならではのソリューションを出さないと勝てないんですよ。

市田 私たち兵神装備がずっと提供してきたのは、モーノポンプを利用して何ができるか、ということなんです。そういう意味で、唯一無二のソリューションを持っています。モーノポンプの専業メーカーとして、決してよそのマネはしない、よそと同じことはしない、という理念でここまできました。

津川 その精神が、オンリーワンのものづくりにこだわる会社を支えているんですね。

市田 いえいえ、まだまだ課題は多くて。理想とする企業像に近づくために、モーノポンプのさらなる信頼性の向上と、新しい利用価値の開発に、いま取り組んでいます。

山根 信頼性の向上ということに関しては、作動しているポンプ内で起こっていることをつぶさに把握する、センシング技術を確立したいと思っています。ちなみに、F1マシンにおいては、どれくらいの数のセンサーが働いているのですか?

津川 僕らの時代では約80チャンネルのセンサーが搭載されていましたから、いまでは120チャンネルは超えているでしょうね。

山根 おお、120チャンネルも! それだけの数のセンサーからの情報があって、それを処理して最適な答えを出すには、いわゆるアルゴリズムがしっかりしていないとできませんよね。

津川 ええ。そのためにF1マシンはひたすらテスト、テストを繰りかえして、データを集積し分析するわけです。

市田 F1の世界にはまだまだ及ばないとしても、そろそろ私たちも、その領域の情報が必要なフェーズを迎えました。これは、モーノポンプをさらに改善・改良していくという側面からの取り組みです。
杉野 もうひとつの取り組みとしては、いままでにない新しいポンプの利用価値をつくる、そのための研究開発ということがあります。

津川 その点でいえば、実は僕、きょう工場を見学させてもらって、とても驚いているんです。「ポンプでこんなこともできるのか!」って。僕が想像していた以上に、予想もしていなかった分野で活用されている。工場見学ではそれを現物で見ることができて、ちょっとした興奮状態。(笑)

杉野 こんなことはできないか、というアイデアをカタチにしていくのは、しんどいけど楽しい作業です。私自身、目の前に面白そうなことがあると、とにかく食らいつく性格でして。おかげで何度かお腹を壊しましたけど。(笑)
津川 でも、それって大事な姿勢ですよね。F1の上位チームには、フューチャーデベロップメントという部門があって、そこでは一見、荒唐無稽なアイデアであっても、真剣に研究実験を行っています。実際に、そこから生まれて実用化された画期的な技術はいくつもあります。

市田 そういう意味では、私たちのフューチャーデベロップメントは、動きはじめたばかりです。すでに実現化した製品もいくつかありますが…。自分たちのアイデアでポンプの新しい用途を考え、そのための研究開発に力を入れていくことは、これからの時代、ますます重要になっていくだろうと考えています。

津川 まさに「マネをしない会社」ならではのチャレンジではありませんか。

市田 ちょっと発想を変えると、私たちがお客さまに提供しているのは、ポンプという「モノ」ではなく、このポンプで何ができるかという「コト」なんです。

津川 素晴らしい考え方ですね。強いチームやドライバーというのは、つねにゴールで勝つという結果を想定したうえで、いまやるべきことにベストをつくす。これと同じフィロソフィを、「モノ」ではなく「コト」という言葉に感じます。
山根 モーノポンプの原理自体は、80年以上も前に発明されたものですが、その応用範囲は驚くほど広いんです。単に液体状のものを送る役割だけでなく、さまざまな用途に使えないかという利用価値を追求してきた。その積み重ねがいまの兵神装備を支えていると思います。

杉野 お客さまから、「モーノポンプなら、もしかして、こんなことできない?」という要望を聞くこともよくあります。なかには、むずかしい課題にぶち当たったりもしますが、やれるだけのことはやる。そうすることで、私たち自身も、新しい可能性を発見することがあります。
津川 お客さまは神様、というよりも、お客さまはパートナー(笑)ですね。一緒にお互いが進歩している姿が見えます。

市田 兵神装備は2013年で創業45年になるのですが、小さな会社からスタートして、ようやく中堅のポンプ専業メーカーになりました。でも、いままでどおりのことをそのままやっていてるだけではダメなんですよね。私たちには、まだまだ、やるべきことののりしろ、可能性があると思っています。

津川 “きょう止まっていると、あすは2歩遅れてしまう”、という言葉もありますから。

杉野 うわっ、重い言葉だ。

山根 みんなに聞かせたいねぇ。
津川 僕のほうこそ、きょうは気持ちがハイになるくらいでしたよ。プロダクトの現場を見たり、エンジニアの人たちと話したり…。ヘイシン流のマネをしない、マケない「ものづくり」に触れることができて、とても有意義な1日でした。

市田 うれしいお話です。いつでも、また来ていただければ、もっと進化したヘイシンをお見せできると思いますので…。

津川 なんとも頼もしい言葉! きょう以上にワクワクさせてもらえるんですね。日本に戻ってくる楽しみが、ひとつ増えました。

市田 きょうは、ありがとうございました。

津川 こちらこそ。で、最後にひとつお願いしたいことがあるのですが…。

市田・山根・杉野 ???

津川 このモーノポンプのローター、見れば見るほど美しくて。持って帰っちゃダメですかねぇ。自宅の玄関に飾りたいんだけど…。(笑)

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プロフィール

ゆきまつ

Author:ゆきまつ
幸松(ゆきまつ) 
   孝太郎(こうたろう) 
65歳
住所:名張市百合が丘西2ー86
職業:名張市議会議員(無所属)
家族:妻、二男一女の5人家族
座右の銘:
”Mastery for Service
(奉仕のための練達)”
「”社会の中で輝いた生き方”をするために!」

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