ゆきまつ孝太郎活動報告〔無所属〕

名張市議会議員【2期目】 教育民生委員長

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2013-02-05 [ Tue ]
テーマ:食育
「子どもが作る“弁当の日”提唱者」の竹下和男さんによる「食を通じて生きる力を」と題した講演を聞いてきました。

 全国各地の講演会を中心に「弁当の日」を広められています。「弁当の日」って聞いたことがありますか?
平成12年当時竹下先生が校長先生をされていた香川県滝宮小学校で学校給食の内5年生と6年生の生徒達が年間数回、自分達で献立から買い物、調理、弁当づめ、片付けまで全ての工程を必ずひとりで行い、弁当を自分で作って学校に持ってくるという「弁当の日」をスタートさせた先生です。
 
 スタートは順調ではなかった。最初、綾南町(現綾川町)の学校給食会理事会は長引いた。全国的に学校給食は効率のいいセンター方式に切り替えられる時代になっていたが、町長や町議会議長、教育長は、苦しい財政をやりくりして、できたてのおいしい給食を食べさせようと自校調理方式にこだわった。 「大変な苦労をして、給食を大切にしてくれることを、食べ残しの多い子どもたちに気付かせるのが校長の仕事だと思いました」 どうしたらいいか、会議の場で考えた。子どもたちが自分で作ったら、毎日食べている給食のありがたさが分かる。料理を体験させればいいと気づいた。校長になる前年、竹下さんはある大学教授の講演を聞いた。「明治初期に学校制度がスタートして以来、みんな安全策で学校を経営してきた。自由奔放な学校経営を理由に、首になった校長はまだ一人もいない」という内容だった。

 「その第一号になるのもおもしろい」。竹下校長は、決意した。学校経営で「前例主義」の必要性を認めながら、「私が前例になる」の姿勢を貫いた。やみくもにぶつかるのではなく、覚悟を秘め、したたかに校長職を10年間務めた。買い出し、献立、調理、片付けの全部を子供にやらせる「弁当の日」を宣言したとき、教職員はためらった。PTAの役員は無理だと言った。 家庭で作る「弁当の日」は、学校教育の枠を超える。包丁とコンロを使うから、けがと火災が怖い。生の肉や魚は食中毒が怖い。でもリスクばかり論じても前に進めない。竹下校長は反対を押して見切り発車させた。 「弁当の日」は三つのルールと一つの約束があります。1つは、子どもだけで作ること。2つ目は、5、6年生だけがやる。3つ目は、10月から翌年2月まで月1回のペースで年5回。そして出来具合を親や先生が評価しない約束です。料理の基礎は学校で教えるから、「親は手伝わないで」と何度も念を押したら、親のブーイングが少しずつ減ったそうです。

 2001年10月19日、最初の「弁当の日」の給食時間、子どもたちは照れくさそうに、ちょっぴり誇らしげに食べた。弁当箱は、みんなきれいに空っぽになった。
「先生!ぼく、たった1人で弁当を作れるようになりました。献立、買い出し、調理、弁当箱詰め、片付け、その全部を自分1人でしたんです」。小学生が弁当を見せて話し始めた。
そうしたら、気がついたことがあります。“ぼく、お米を作っていません。野菜を作っていません。作ってくれた農家の人がいるんです。このサケ、海で捕っていません。捕ってくれた漁師さんがいるんです・・・その人たちのおかげで弁当を作れたんです。だから、ぼくは1人で弁当を作ったんじゃないんです”。竹下校長は小躍りしたい気分だったと、「料理が楽しいという感覚は、小さいときほど植えつけられます。味覚の発達は3歳から9歳までとされていて、台所に立ちたがるのは子どもの本能です」 。11年前に始まった「弁当の日」の1期生は、いま22歳になった。2年前の成人式でとったアンケートでは、「食事を大変よく作る」55%、「まあまあ作る」15%、合計70%が自分で食事を作っていた。去年の成人式の2期生は、それが81%と増えた。食事のバランスが崩壊している現代において、今でも当たり前に自分でお弁当を作る習慣さえついているとのこと。

 講演の中でスライドを見て会場が涙で包まれた。
『あるお母さんのお話ですが、ハンデをもって生まれた次女に小学校5年生の時、料理の作り方を教えました。それからというものはめきめき上達し、教えてもらったご飯の作り方など一人でできるようになりました。次女の料理を見て、長女も部活の帰りに自分で料理を作るようになり、そのうちにお父さんも台所に立つようになり、お母さんが留守の時は料理をしてくれるまでになりました。今も変わらずお父さんにご飯を作ってくれたり、帰りが遅いときは置手紙も添えて夕飯も準備してくれたり一家団欒での食事は当たり前なんだと。そしてこの食は生きる証なんだと実感できるようになりました』
このスライドを通して、親が伝えたかったこと、教えたかったこと。そして親として、ひとりの大人として残したかったこと・・・・。それは「食べて生きる」という人間の自然の形である「無限大の幸せ」ではないでしょうか。

 今日の竹下先生の講演では「食事」の大切さやそこから得る事のできる沢山の幸せや育つ心のお話が盛りだくさんであっという間の1時間40分でした。子どもたちは、自分たちで作る弁当を通じて心を豊かに育み仲間と同じ感動を共感したり、さらには向上心を持ってみたり時には悔しかったり恥ずかしかったりいろいろな感情も刺激されていくことでしょう。

 当時の竹下校長が、この「弁当の日」に託した6つの夢があります。
1.「一家団欒の食事」が当たり前になる夢
2.食べ物の「命」をイメージできるようになる夢
3.子供たちの感性が磨かれる夢
4.人に喜ばれることを快く思うようになる夢
5.感謝の気持ちで物事を受けとめられるようになる夢
6.世界を確かな目で見つめられるようになる夢

 (社)農山漁村文化協会主催の「子どもがつくる弁当の日」は、「地域に根ざした食育コンクール2003」で最優秀賞の農林水産大臣賞を受賞した。
しかし、なかなか実践する学校が進まなかったが、「弁当の日」が九州から波紋を起こし始めた。今や全国でも1000校を超える小中学校で「弁当の日」が広まっています。昨年11月15日現在までで1577校の講演を行われております。

 「弁当の日」で教員や親たちも学んだ。一歩前に踏み出せば「新しい前例」になるのだ・・・。 「弁当の日」は、そんな竹下さんの、子どもが育つ環境を整えたいという願いからだ。子どもたちと弁当との対話が、魔法のように、親も学校も、そして社会も変えることになる。

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プロフィール

ゆきまつ

Author:ゆきまつ
幸松(ゆきまつ) 
   孝太郎(こうたろう) 
65歳
住所:名張市百合が丘西2ー86
職業:名張市議会議員(無所属)
家族:妻、二男一女の5人家族
座右の銘:
”Mastery for Service
(奉仕のための練達)”
「”社会の中で輝いた生き方”をするために!」

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