ゆきまつ孝太郎活動報告〔無所属〕

名張市議会議員【2期目】 教育民生委員長

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2012-09-23 [ Sun ]
テーマ: 「岐路の時代の日本の戦略」

 昨日、名古屋で三重大学 児玉副学長のお話を聞くことができましたので、紹介します。

 『閉塞感のある日本。この閉塞感をどうやったら打ち破れるのか。私は、日本人の勤勉性と規律性を考えると、日本には相当に大きな可能性がまだまだあると思っています。それにもかかわらず、じりじりと後退している感が強いのはなぜか。欠けているものがあるからです。逆に言えば、その欠けているものをしっかりと戦略的に補うなら、閉塞感を打ち破る展開が可能です。国家戦略として、掛け声だけでなく実際に行動を起こせばいいだけ。なぜやらないのでしょうか。やれば日本は蘇るのです。

1)国民が参画できる社会・政治システムを
 日本の戦後社会は、公が社会を企画し、その構想を実権を持って実行する社会でした。国民は、「陳情」するか、「批判」するかの選択肢だけを得たのです。どちらも責任を持って社会を創る主体になるわけではありませんでした。国民が政治から離れ、社会を構想する力を失ってしまったのです。官僚だけがその力を得ました。しかし、長期にわたる権力の集中は、極めて偏った発想と利権を生み出したことも確かです。そして、本来なら主体となるべき国民の力を無力化させてしまいました。政治と社会づくりを国民の手に取り戻す必要があります。やり方は簡単。国民が自ら社会を構想し、実践し、成功も失敗も国民が責任を持つ社会をつくればいいのです。社会を創るという壮大な、そして血の出るゲームに国民が関われば、確実に国民力は向上します。今必要なのはこの国民力。多くの失敗もあるはずです。しかしその失敗を乗り越えないと、いつまでたっても官僚中心の社会から脱することはできません。

2)国際化・平和戦略を
 日本の人口は減少していきます。世界の中での日本の確固たる地位と位置をつくることを戦略的に行うべきです。これなしに日本の繁栄はありません。アジアはこれからも発展するでしょう。私が注目しているのはインド。徹底したインドやタイ、インドネシアへの戦略を展開すべきです。国家戦略として行うべきです。
 尖閣諸島問題にしても竹島問題にしても、武力だけで解決するものではありません。毅然とした態度を持ちながらも、友好と交流を常に掲げながら、国際社会の中での日本の地井と位置を確立することを優先することが問題の解決につながります。尖閣諸島や竹島問題を二国間問題としてしまうと、最期は武力だけが残ります。中国と日本が戦えば、これは両国の敗北でしかありません。両国が勝者になる努力をするしか道はないはずです。

3)語学・コミュニケーション戦略を
 日本人が語学が下手なのははっきりとしています。しかしこれは先天的なものというよりも、教育の問題です。英語教育が実践的なものとならず、大学入試のための便宜的なものとなっています。これだけ膨大な努力が向けられているのにもったいない話。音読すればいいのです。日本人は音読をしないだけ。音読をベースにした学習法を行えば、大きく状況は変わります。私も音読をベースにしたシュリーマン式パワーラーニングを開発しましたが、それも日本人の語学のブレイクスルーを考えてのことです。国際化・平和戦略を行う上において語学力はその基礎にあたります。なぜこの戦略をとらないのか。国家戦略としてやればいいだけなのです。
 日本語教育・日本文化教育も戦略的に行うべきです。確かに日本もやっていますが、微々たるもの。F15戦闘機の1機の価格は約100億円。この1機の価格で、日本語教育・日本文化教育のかなりが賄えます。10機分くらいかければ、相当なことができます。アニメなどの普及もあり今、世界の多くのところで日本ブームがあります。一過性に終わらせずに、しっかりと日本とコンタクトができるシステムを作ればいいだけです。バルト三国を回った時、多くの学生が日本語を学んでいました。訪れると、半年ぶりの日本人だ、と歓迎してくれました。こんなに日本語を学ぼうとしてくれる人がいるなら、日本からどんどんと支援すべきです。これがやがては大きな力となるはずです。

4)大学を社会に活かす
 日本の大学は象牙の塔を守ってきました。社会とは一線を引いてきたことは確かです。大学を社会の実践的な主体に入れ込むことが必要です。そのために、もっとダイナミックな規制緩和をすべきです。アメリカの大学は、そして大学教授はもっと自由に政治に参画し、ビジネスに関わっています。実践の世界ではがんじがらめになって、いきなり理論とは別の実践力を求められてもまったくといっていいほど対応できません。大学の知の力が必要とされているのなら、なぜダイナミックな規制緩和ができないのでしょうか。欧米並みのことができれば、大きく変わる可能性があります。私は、1次産業、2次産業、3次産業の融合の6次産業化を本格的に進めるには、知的産業、つまり4次産業としての大学を入れた10次産業化が必要と考えています。4次産業としての大学が構想・コーディネーションすることによって、新たな発想と展開を持った産業融合化がさらにできるのです。これまでの枠にとらわれない新たな展開が必要です。
 こうしたことを実践すれば日本は閉塞感を必ず破れます。このための勇気と行動力を持つかどうか、だけです。』

その後、児玉教授を中心にディスカッションをしましたが、いい意見交換会ができました。また、近いうちにこのような機会があればと期待しています。ありがとうございました。

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プロフィール

ゆきまつ

Author:ゆきまつ
幸松(ゆきまつ) 
   孝太郎(こうたろう) 
65歳
住所:名張市百合が丘西2ー86
職業:名張市議会議員(無所属)
家族:妻、二男一女の5人家族
座右の銘:
”Mastery for Service
(奉仕のための練達)”
「”社会の中で輝いた生き方”をするために!」

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